川崎市麻生区M様邸RC造内装フルリフォーム

 

川崎市麻生区で内装リフォーム工事のご依頼頂いたM様邸です。

建物の年数は築40年程度の鉄筋コンクリート造の戸建て住宅です。

建物の延床面積は260㎡の3階建てです。

今回のリフォームで1階に御両親が、2階・3階に娘夫婦が住む2世帯住宅になります。

M様はこだわりがあり、ご自分でショールームに行くなどしてフローリング材やユニットバス・洗面化粧台などを調べてきていましたので、お打ち合わせがかなりスムーズに進みました。

 

 

浴室工事

リフォーム前の浴室は奥行1150㎜・幅2400㎜と長細い浴室でした。

浴室の天井には桧の天井板が張ってあり、壁と床はタイルでした。

給湯器は給湯専用と追い炊き専用に分かれ2台設置してあり、浴槽にはジェットバスが設置してありました。

 

 

浴室解体工事

浴室の解体作業に入ります。

今回の浴室は鉄筋コンクリート造で浴室と洗面所の間仕切りはブロックで仕切られていました。

まず、足元の良いうちに天井板を剥がし天井板を剥がし終えたら浴室の洗い場を斫り、浴槽を撤去します。

浴室の入り口も開き戸でしたが、今回のリフォームで折れ戸になりサイズも大きくなる為、間仕切りのブロックを最小限で斫ります。

 

天井解体後

間仕切り解体後

窓廻りタイル斫り後

 

土間打設工事

給排水の切り回し工事完了後、洗面所の床とユニットバスの床がバリアフリーになるようにコンクリートで土間を打設します。

 

ユニットバス組立

今回の浴室はユニットバス規格外の寸法なので、タカラスタンダードの「ピッタリサイズシステムバス」(レラージュ)を導入しました。

この製品は規格外でも既存の浴室のサイズに造ることが可能な製品です。

ユニットバスの組み立ては1日程度で完了します。

ユニットバス組立後、・給湯・給水・追炊きの接続工事 ・照明・換気扇・リモコンの結線工事をします。

接続工事と結線工事はユニットバス設置完了の翌日に行います。

ユニットバスは設置完了後、最後にコーキングを充填するのでコーキングが乾いた翌日に行う方がいいです。

 

 

 

 

内装工事

1階の御両親様がお住まいになるリフォーム前のお部屋の様子です。

お部屋の間取りは9畳半の和室と6帖の和室、リビング、台所、洗面所、浴室、トイレ、10畳程度の寝室があり、リビングと台所は造作家具で間仕切られていました。

まず、解体工事に入る前に室内の養生作業から入ります。

 

 

 

解体工事

今回のリフォームで現在9畳半の和室とリビングをワンフロア―にします。

既存のリビングと和室の入り口には約50㎜程度の段差があり、バリアフリーにするため現状の和室の床を解体します。

 

 

床下地工事

解体後、リビングの床の高さに合わせ根太組をします。

根太の大きさは45㎜角を使い根太の間隔は300㎜間隔で長さ90㎜のビスで固定しました。

 

床下地工事

根太組完了後、防蟻処理をして床下には厚み40㎜の断熱材を入れ厚み12㎜の「針葉樹合板」を長さ38㎜のコンパネ専用ビスで固定します。

この作業で既存のリビングの床と針葉樹合板の床の高さが平らにならなければ、リビングの床と既存の畳の部屋の床がバリアフリーにならない為、とても重要な作業となります。

 

リフォーム前の床

リフォーム前の床の様子です。

昔はフローリングを張るのに根太に直接張り捨て床に針葉樹合板を張る事がなく、防湿コンクリートの打設や断熱材なども入っていない為、床下の湿気などの影響で年数が経つにつれてフローリング自体の強度がなくなる事が多く中には床が抜け落ちそうなお宅もあります。

今回は和室以外既存のフローリングの上から重ね張りをします。

しかし、何もせず重ね張りをするわけではありません。

床の腐食が酷い場合は既存の床を剥がし補強をして、床が軋む箇所は軋みを直してからフローリングを上から張ります。

現状張ってあるフローリングの厚みは12㎜で、新規に張るフローリングの厚みも12㎜ですので総厚みが24㎜になります。和室の床も針葉樹合板が12㎜あり、新規に張るフローリングの厚みも12㎜ですので同じ厚みになるので、強度的には問題ありません。

 

フローリング張り

フローリング工事の施工途中です。

今回使用したフローリング材は朝日ウッドテックの製品で「ライブナチュラルMSX」の「ブラックウォルナット」を使用しました。

朝日ウッドテックのライブナチュラルMSXは複合フローリングなのですが、天然木の質感を表現した高級感あふれる床材です。

ライブナチュラルMSXは「突板フローリング」と言い木材を.03㎜ほど薄くスライスをしたものを表面材としています。

今回のリフォームでリビング、和室、廊下、玄関前、寝室をすべてバリアフリーにします。

 

 

玄関前(廊下)

和室とリビング

寝室

 

システムキッチン

今回のリフォームではシステムキッチンの交換をしませんが、既存のフローリングの上から重ね張りをする為、現状よりもフローリングの厚み分高さが増します。

高さが増すと言うことは、システムキッチンの引き出し収納に影響して引き出しが開かなくなる可能性があります。

その様な事を回避する為、システムキッチンの前にスロープ状の見切りを取付け既存のフローリングの補強をし、厚み3㎜のサンワカンパニーのフロアタイルを貼り、もともとあった床下収納庫を再利用しました。

リフォーム前

リフォーム後

 

2階内装工事

1階の工事が完了して、2階の工事に入ります。

娘様御夫婦のご要望

①明るくかわいらしいお部屋

②茶室とリビングを一つのお部屋にしたい。

③洗面化粧台の横にカウンターを設置

④システムキッチンの壁パネルを磁石が付くタイプにしたい

リフォーム前の茶室

リフォーム前の茶室

リフォーム前の茶室とリビングは「炉を切る」為、茶室がリビングよりも高くなっています。

建物はRC構造なので2階の床下はスラブで出来てていることが多く、木造建築とは違い2階部分に関しては床下にあまり空間がない場合が多いです。

茶室の天井も船底天井といい、天井の中央部分が両端より高く勾配のついた天井で一番高い所に桜の丸太が入っています。

 

リフォーム後の様子

茶室の畳・床・根太などを撤去し、床下に空間がない為、置床で床下地を組みました。

2階で使用したフローリング材は「NODA」の「ナチュラルフェイスS・Jベース」色はメープルを張りました。

一本引きの建具も床が下がった分床に合わせた面材で新規に作成をしました。

天井は現状のまま船底天井ですが、お洒落な雰囲気のリビングになりました。

 

洗面化粧台

洗面化粧台は「タカラスタンダード」の「リジャスト」を設置しました。

「リジャスト」は洗面台本体は勿論、ミラーなどが1㎝刻みの幅で対応できご希望のサイズにすることが出来る製品です。

一般的に洗面化粧台のサイズは75㎝や90㎝などが規格の寸法ですが、リジャストの場合オーダーサイズで造れりる為、デッドスペースを無くし空間を最大限に生かすことも可能です。

「リジャスト」の洗面化粧台は木製ですが、ホーローの洗面パネルを追加することにより水はねなどで洗面化粧台を囲う壁を保護することが出来ます。

リジャストの隣のスペースには、カウンターを設けコンセントをカウンターの天板に取付けました。

 

 

システムキッチン

今回のリフォームでは、1階・2階共システムキッチンの交換はしませんでしたが、2階に関しましてはキッチンパネルの張替を致しました。

今回使用したキッチンパネルはマグネットの付く「マグピタ」というキッチンパネルを張りました。

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

対応可能地域

神奈川県 (・川崎市 ・横浜市 ・相模原市)

東京都 (・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等)

お問い合わせ

営業時間 8:00~19:00 (電話受付は9:00~20:00)

 

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