【川崎市麻生区】成功えのステップ❕「新築住宅・リフォーム各種の手順とコツ」 その⑯ 内装造作工事⑥

前回の続きの内装造作のご説明をさせて頂きます。

皆様も新築やリフォーム工事について検討している方やこれから注文住宅で家を建てる方、中古住宅を購入してリフォームをしてからお住まいになる方等様々な方がいらっしゃると思います。

その為には工務店やリフォーム会社、ハウスメーカー等にご依頼をすると思いますが、頼むところを誤ると大変なことになるのである程度ご自身で知識を付ける事も大切です。

弊社が今まで記載したことは「新築工事・リフォーム工事」などの工事の流れと手順また下地の大切さなどを実際自分で経験をしたことや弊社で行った工事に関してのお話をさせて頂きました。

前回は玄関框についてお話を致しましたが、今回は内装関係の造作についてのお話をさせて頂きます。

 

内装関係の造作工事

内装関係の造作工事とはどのようなものか?

内装関係の造作工事は前回のブログまでにお話をしたボード張りから始まり階段や内装ドア収納造作・床・玄関框などは勿論含まれていますが、内装造作にはその他に取付け物などがあります。

今回は取付け物の名称やその役割についてご説明をさせて頂きます。

 

 

①窓枠

窓枠とは窓などのサッシを取り付けた後室内側に窓廻りに取付ける枠材の事を言います。

窓枠は一般的には「上枠・下枠・建枠」のように4方取付ける事が多いいのですが、現在の建物はコストダウンの為、下枠は取り付けますが上枠と建枠を取り付けずクロスを貼って仕上げる建物も増えてきました。

既製品の窓枠の場合は色などを同じメーカーで同じ色を選択するケースが多いいのですが、好みにより色を変えたりメーカーを変えるお客様も中にはいます。

また、窓枠を木で加工をして取り付けることも出来ます。

 

 

②笠木

笠木というとバルコニーやパラペットなどの手摺に取付けている笠木の事を思い浮かべる方も多いいと思います。

バルコニーやパラペットなどの笠木は雨などの侵入を阻止して建物を守るというとても重要な役割をはたしています。

しかし、笠木とは仕上げ材の事でもあります。

例えば、ブロック塀や万年塀などの最上部に被せられているものも笠木といい、室内などは階段の手摺の最上部や腰壁などの見切りに取付ける製品の事も笠木といいます。

写真は階段の笠木になります。

今回はタモ材で加工した製品を取り付けました。

 

 

 

 

③腰壁

腰壁とは本来、人が接触して汚れや傷が付くのを未然に阻止することが目的で床から1mくらいの高さまで汚れにくい素材などで仕上げを施すために張るものなのですが、現在はデザインで張る事の方が多くなりました。

腰壁にも素材があり、ヒノキや杉・松・ヒバ等の天然素材を張る方や既製品の腰壁を張る方様々です。

②笠木の所でお話した腰壁の上部に取付けてある製品も笠木といいます。

今回張った製品は「パナソニックの既製品」ウスイータというリフォーム用の腰壁で厚みが4㎜程度の製品です。

 

 

 

④ニッチ

ニッチとは壁面をくぼませて造る為、壁面から出る事がなく見た目すっきりさせてインテリアのアクセントや棚を設置することも可能です。

ニッチはリビング・トイレ・階段・キッチン等様々な場所に設置することが出来、リモコンやインターホンのモニターなどもすっきりと納める事も可能です。

ニッチの奥行は壁の中を利用して作成するので奥行寸法は限られます。

在来工法の場合、約105㎜程度になりますが壁を付加すことのできる場所はその限りではありません。

インテリアとして使う際に小さめの照明をつけるのもお洒落になると思います。

 

⑤廻り縁と幅木

既製品幅木

既製品廻り縁

無垢廻り縁

無垢幅木

まず、廻り縁と幅木の違いをご説明いたします。

廻り縁と幅木どこが違うの?と思う方も多いいと思いますし、どこの部位を指しているかわからない方も少なくないと思います。

それは、当然のことです。

一般の方のほとんどが建築関係に関しての経験が少なくすべてを理解するのは不可能です。

その為に私たち建築に関しての専門業者がご説明をさせて頂きます。

廻り縁

廻り縁とは天井と壁との境目に取付ける部位の事を言います。

廻り縁の役割は天井材と壁材を区切り綺麗に見せる事が出来ます。

例えば洋室の場合、天井と壁のクロスに変化を付けたいときに廻り縁がある事により綺麗に区切る事が出来ます。

また、階段の上り口の天井などの場合も廊下の天井と階段室の壁を区切る事が出来るので綺麗な納まりになります。

現在の建物はコストダウンにより、廻り縁を取り付けない建物が増えていますが、廻り縁を取り付ける事により建物の雰囲気もかなり変わります。

幅木

幅木とは床と壁との境目に取付ける部位の事を言います。

幅木はデザイン性も勿論ですが機能性としても活躍をしています。

幅木の特徴

①掃除機から壁や床を守る事が出来る

今はどこの家庭も掃除をするのに掃除機をかけると思います。

掃除機をかける際には必ずといっていいほど隅まで掃除をすると思います。

その時に掃除機が壁にあたったりして壁が損傷するのを防ぐ役割をします。

②衝撃から壁を守る事が出来る。

普通に生活をしていてもうっかり壁に足をぶつける事もあると思います。

その様な状況でも幅木がある事により壁を守る事が出来ます。

幅木廻り縁の種類

幅木や廻り縁も他の造作材と同じく既製品と木で造る加工材とあります。

既製品には他の造作材と同じで各メーカー様々あります。

廻り縁はそれほど種類はありませんが、幅木にはメーカーにもよりますが(普通の幅木・不陸調整型の幅木)とがあります。

普通の幅木の場合だと多少の床に多少の凹凸があると幅木と床との間に隙間が生じる場合があります。

また、年月が経つにつれて隙間が生じやすくなるケースもあります。

不陸調整用の幅木の場合だと多少の凹凸があっても床と幅木の隙間を無くすことが出来、経年により隙間も生じにくいです。

既製品の幅木はMDF材に樹脂化粧シートを貼っている製品が多く、特に出隅に関しては掃除機などが当たり傷みやすく現在ではコーナーキャップを付ける事が多くなりました。

 

無垢の幅木は大工さんが加工する場合と「ウッドワン」などのメーカーで出している無垢の既製品の幅木があります。

加工材の幅木や廻り縁を加工する時に手の込んだ大工さんは巾木に「壁のボード」が幅木・廻り縁に差し込めるような細工をして取り付けるケースもあります。

このような加工の場合、ボードを差し込む溝からビスを止めるのでしっかりと固定が出来、多少の凹凸があっても床に密着させることが出来ます。

 

⑥和室造作

現在の建物は和室がほぼなくなっていしまいました。

なぜ和室が減少をしているのでしょうか?

その理由は下記に上げさせて頂きます。

①コスト面がかかる

和室の材料は洋室に比べると材料や施工などが割高になる

②メンテナンスが大変

汚した時などフローリングの方がお手入れが楽で掃除を怠るとカビやダニの発生につながる。

③生活環境の変化

昔は就寝なども畳に布団を敷くお宅も多く、食事などもちゃぶ台に座布団を敷くことが多かったですが、今は就寝はベッドの方も多く食事などはテーブルで行う方が増えていきました。

 

その為、和室の需要が少なくなりました。

和室造作の部位(名称)

和室の場合洋室と違い奥が深いので、簡単な部位(名称)についてのご説明を致します。

①敷居

敷居とは和室の出入り口や押入れ・障子などの下に取り付けている部位の事を言います。

引違いの場合は建具を走らすために敷居に溝を掘り込んで建具がスムーズに開け閉めしやすいように敷居スベリというものを取り付けます。

開き戸の場合は溝は付けませんが、畳の上より敷居を9㎜程度高く設置致します。

②鴨居

鴨居とは和室の出入り口や押入れ・障子などの上に取付けられている部位の事を言います。

引違い建具は敷居と同様に鴨居にも溝を掘り込みます。

敷居と鴨居は溝の深さが違い敷居は溝の深さ約4㎜程度で鴨居は約15㎜程度の深さで溝をつきます。

建具は鴨居に差し込み敷居の方に下げるので、鴨居の溝が浅かったら建具のつり込みが出来ない場合があるからです。

③付け鴨居

付け鴨居とは戸襖・障子・襖などがない壁に鴨居と同じ高さで取り付ける装飾的な化粧材の事を言います。

④廻り縁

洋室にも廻り縁はありましたが、和室の場合も天井と壁の見切り部材としての使用としていますが、広間では二重に廻り縁を回す「二重廻り縁」とすることもあります。

⑤長押(なげし)

一般住宅の長押は鴨居や付け鴨居の上部に取付けられる化粧材の事を言います。

⑥落とし掛け

落とし掛けとは「床の間」の垂れ壁の下端に取付けてある横木の事を言います。

落とし掛けの高さは鴨居よりも高く取り付けてあります。

落とし掛けの高さは長押の下端(鴨居の上端)から長押の幅2枚半分といわれています。

⑦畳寄せ

畳寄せとは真壁造りの和室で敷居の高さに合わせ柱の面に合わせて取り付ける装飾的な化粧材の事を言います。

畳寄せがないと畳を納めたときに壁と畳の隙間を生じてしまいます。

⑧無双四分一

無双四分一とは床のに掛け軸を下げたりするものです。

取付ける位置は床の間の天井周りの下端に取付け、これに稲妻釘を取付け掛け軸を掛けます。

 

一般住宅の和室に関しての名称はこれくらい覚えておけば大丈夫だとは思いますが、和室はまだまだ奥が深いです。

 

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。

「新築工事・リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き建物を建てる手順と流れに対してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

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