【川崎市麻生区】成功えのステップ❕「新築住宅・リフォーム各種の手順とコツ」 その⑮ 内装造作工事⑤

前回の続きの内装造作のご説明をさせて頂きます。

皆様も新築やリフォーム工事について検討している方やこれから注文住宅で家を建てる方、中古住宅を購入してリフォームをしてからお住まいになる方等様々な方がいらっしゃると思います。

その為には工務店やリフォーム会社、ハウスメーカー等にご依頼をすると思いますが、頼むところを誤ると大変なことになるのである程度ご自身で知識を付ける事も大切です。

弊社が今まで記載したことは「新築工事・リフォーム工事」などの工事の流れと手順また下地の大切さなどを実際自分で経験をしたことや弊社で行った工事に関してのお話をさせて頂きました。

今回は造作材の部位とその部位の意味のご説明をさせて頂きます。

少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

玄関框

玄関框とは室内と外との境を分けるために設けます。

日本人は室内では靴を脱ぐ習慣があるので玄関框が付いているのが当たり前だからあまり気にしない方が多いのではないかと思います。

玄関框は別名「上り框」とも呼びますが、まったく同じものになります。

現代の建物は玄関の室内の床から玄関の土間までの立上りの高さが低い建物も多いいですが、私が大工を始めたころは玄関の床仕上がりから土間までの高さは約7寸(212㎜程度)が多かったです。

玄関框にも色々とあり、新築住宅などは単体框といい既製品でのサイズは幅が90㎜で高さが150㎜の長方形の角材になっています。

写真は弊社で行った新築注文住宅の玄関框の施工事例ですが、無垢のタモ材で玄関框を取り付けウレタンクリア仕上げにしました。

無垢のタモ材は日割れなどをおこすことがあるので取り扱いが大変でしたが仕上がった後はとても素晴らしかったです。

 

 

リフォーム框(L型框)

リフォーム用の玄関框の事を言います。

リフォーム框は単体框と違い既存の玄関框の上から被せられるように出来ているので框の中がL型に加工をされています。

今回使用したリフォーム框(L型框)「ウッドワン」というメーカーの製品になります。

廊下のフローリングはウッドワンの「ピアノ―ス足感フロア」の木目を立体感に浮き上がらせた浮造り仕上げのフローリングを張るので同じ「浮造り仕上げ」のリフォーム框「L型框」を取り付けました。

ウッドワンはニュージーランドで苗木から植林して成木になった木を伐採して製材をしてニュージーランドから日本に搬送することが出来るので、ニュージーパインの無垢材を使用しています。

ニュージーパインは柔らかく加工は安易に出来ますが玄関框が直角に曲がっているので施工の方は大変でしたが上手く仕上がりました。

リフォーム框(L型框)も浮造りの足感フロアも無垢材ですが、塗装がされておりましたが仕上がった後改めてみるととても素晴らしかったです。

リフォーム前

リフォーム後

無垢L型框

無垢L型框とは私が勝手に付けただけですが、無垢というかタモの集成材を特別にL型框に加工をしたものになります。

何故この様な加工をしたのかというと規格品では納まらなかったからです。

今回のリフォームではコルクの床を少しオシャレな無垢の床にしたいとのご要望でした。

建物本体はオシャレな感じの建物で傾斜地に建てている為一階部分は鉄筋コンクリート構造で二階から木造軸組工法で建てられた建物です。

室内は解放感があり、設計屋さん独自のイメージで建てた建物です。

一階部分の床はコンクリート直に6㎜程度のコルクが貼ってあり、玄関框はヒバ材を使用していてしかも框の幅がかなり広いので無垢材本来の反りもありました。

階段の左側には部屋に入る入り口のドアが設置してあり、コルクを剥がした状態で下地のコンクリートの床から入り口ドアの敷居の上端までの高さが12㎜しかない状態でした。

また、ヒバの玄関框は床材のコルクに合わせて取り付けているのでコンクリートの床から6㎜程度しか上がっていない状態です。

フローリング材も入り口の敷居の高さに合わせ最低12㎜の厚みを使わなければなりませんが、無垢材のフローリングは無垢特有の反りが生じるやすいので最低15㎜程度の厚みが必要になります。

しかも、フローリングの裏には反りにくいように反り防止が施されています。

今回タモの集成材をなぜL型に特殊加工したかというと、まず、床材は「ワンハーフクロスα」ボード株式会社というところで販売しているナラ材の天然木を2㎜程度の挽いて合板に貼り付けた「挽板」状の製品を使用するので、それに見合う規格品がないのと玄関ホールのタイルなどが干渉しないような寸法を正確に測定をする為に特殊加工にしました。

玄関框も下地となるコンクリートから6㎜上がっていて、しかも幅が広いので下地のコンクリートと平らになるように鑿とカンナで削り平らにしました。

これは鑿とカンナで削った状態の玄関框です。

地味な作業ですが、かなり大変な作業でした。

平らに削ったのちにL型に加工をしたタモの玄関框を取り付けます。

最終的にこのような感じに仕上がりました。

リフォーム工事は臨機応変の対応や発想力がないと取ってつけたような仕上がりになりがちです。

そうなってしまうとせっかくのリフォームも台無しになってしまう事があります。

 

L型リフォーム框(シートタイプ)

リフォーム用の玄関框の事です。

この玄関框は既製品の玄関框で表面は樹脂製の化粧シートが貼ってあるタイプの玄関框です。

様々なメーカーで出している製品になります。

玄関框の選び方も同じメーカーで同じ色を指定すると床と框の雰囲気がマッチング致します。

 

玄関の框一つで様々な製品があり、框一つで玄関の雰囲気も変わります。

 

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。

「新築工事・リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き建物を建てる手順と流れに対してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

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東京都 (・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等)

 

 

 

 

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