【川崎市麻生区】成功えのステップ❕「新築住宅・リフォーム各種の手順とコツ」 その⑧(外壁工事)

前回では屋根工事に関するご説明をさせて頂きました。

屋根の工事が終わり、外壁の工事に入ります。

木造軸組み工法は外壁材を張る為の下地工事から始まります。

木造軸組み工法は柱のスパンが芯々910㎜間隔に柱を建てる箇所と芯々1820㎜間隔に柱を建てる箇所があります。

この柱は建物自体を支える柱になりますが、その柱の間に細い柱を建るます。

それが間柱といいます。

なぜ、間柱を建てるのかというと、外壁の構造用合板を張る為の受け材にもなり、室内は石膏ボードを張る為の受け材になるからです。

間柱のサイズは建物の構造により異なります。

4寸柱(120㎜角)の柱を使用している建物には幅120㎜・厚み30㎜の間柱を使用しています。

3寸5分柱(105㎜角)の柱を使用している建物には幅105㎜・厚み30㎜の間柱を使用しています。

間柱を入れる間隔(ピッチ)は基本的に柱の中心から寸法を測り455㎜間隔で入れる事が多いいです。

中には柱の間隔が芯々1820㎜の場所がありますがそのような場合、3本間柱を建てることになります。

建物本体の寸法と建材類(構造用合板・石膏ボード)などの規格寸法の幅はほぼ同じ寸法になっており、幅が910㎜あります。

柱の間隔が芯々910㎜の場合、建材類の幅を切断しなくても張れるということです。

中には例外があり、柱がずれている場合や建物本体の寸法が900㎜等の建物もあります。

一般的に間柱は厚み30㎜のものを使うことが多いいのですが、柱の間口が1820㎜の場合、柱の芯々で910㎜の位置には厚み45㎜の間柱を使います。

なぜ、910㎜の位置に間柱を入れるのかというと、室内では石膏ボードのジョイント部分になり、外壁の構造用合板もジョイント箇所にもなるので釘やビスが止めやすくなるからです。

また、他の理由は外壁の構造用合板の場合、構造壁にならなくなり、室内の場合石膏ボードにビスを止めたときにジョイント箇所が割れる恐れがあり、クロスを貼った後もジョイント箇所にクラックが入る恐れもあります。

 

室内からの壁下地の様子

窓の開口部及び合板を張り終えた様子

 

1階の筋交い・間柱・窓の開口・構造用合板・防蟻処理を終えた様子です。

筋交い・間柱を入れ構造用合板を張ります。

現在の木造軸組み工法は筋交いの本数を減らし、構造用合板で耐力壁を造る事が多いいです。

構造用合板の張り方は1階部分は土台と胴差に構造用合板が掛かるように張ります。

釘はN50の釘を外周部が100㎜間隔で真ん中(間柱)には150㎜間隔で打ちます。

釘の頭はめり込みすぎるのは良くありません。

基本的には構造用合板と平らにならなくては構造壁にはならないことになっています。

この釘のピッチなども瑕疵担保保険の検査対象になります。

筋交い・構造壁の作業が終わりましたら建物が動かなくなるので、仮筋を外すことが出来ます。

仮筋を外し、窓の下地を組みます。

窓の高さは掃き出し窓の高さが基準になる事が多いいです。

掃き出し窓はお客様のご要望でオーダーサイズにしなければ、一般的には高さ2000㎜の製品を使うことが多いいです。

掃き出し窓が2000㎜の製品を使用する時は他の高窓なども掃き出し窓の高さに合わせると外観から見た場合、窓の上端の高さをそろえる事が出来るので綺麗に納める事が出来ます。

しかし、階段室やトイレ・浴室などは現場の状況により高さが変動します。

 

筋交いプレート

コーナープレート

ホールダウンコーナー

ホールダウン金物

構造金物を取り付けた様子です。

木造軸組み工法の場合、柱や梁・筋交い・継手箇所に構造金物を取り付けます。

木造軸組み工法に使用する金物は「建設省告示1460号」に対応した金物を使用しなければなりません。

「建設省告示1460号」が要求している金物とは、「Zマーク表示金物」「Cマーク表示金物」「同等認定金物」「性能認定金物」「性能試験済金物」が告示文を満たす金物の事を言います。

①Zマーク表示金物⇒「軸組工法用金物規格」に適合している金物で、認定マークを供給することを了承した金物です。

           *Zとは(Zairai)<ザイライ>の頭文字から来ています。

           *在来工法に適合している金物になります。

②Cマーク表示金物⇒「枠組工法用金物規格」に適合している金物で、認定マークを供給することを了承した金物です。

           *Cとは(Connector)<コネクタ>の頭文字から来ています。

           *ツーバイ工法に適合している金物になります。

③同等認定金物⇒「同等認定金物」とは接合金物規格と同等品(同じ機能があり、同じ用途に使用できる金物)の事です。

           *同等の頭文字Dという文字が記載してあります。

④性能認定金物⇒「性能認定金物」とは(Zマーク表示金物・Cマーク表示金物・同等認定金物)以外の金物で、その用途により必要とする品質・性能を有することを認定した接合金物の事を言います。

           *性能の頭文字Sという文字が記載してあります。

⑤性能試験済金物⇒「性能試験済金物」とは、第三者機関により信頼性の高い試験や、接合部耐力に係る計算などにより「告示1460号」の定める金物と同等以上の耐力を有することが確認できた金物の事を言います。

         *第三者機関とは公益財団法人日本住宅 ・木材技術センター ・一般財団法人日本建築総合試験所 ・一般財団法人建築試験センター ・ハウスプラス確認検査株式会社などです。

 

今回の建物は木造軸組み工法なので「Zマーク表示金物」を使用しています。

 

外壁の構造用合板・窓台組み・金物取付け作業が完了したら綺麗に掃除をして、防蟻処理を行います。

1回目は(土台・大引き)の防蟻処理を行いましたが、今回は(柱・間柱・筋交い・構造用合板)の防蟻処理を行います。

柱・間柱・筋交い・構造用合板などの場合、床から約1000㎜以上防蟻処理をしなくてはなりません。

また、薬の効果も5年程度で効力が低下していきますので、新築で建物を建ててから5年後に防蟻処理をすることをお勧め致します。

防蟻処理は5年間の保証書が発行されます。

今回ご説明した工事内容は「住宅瑕疵担保保険」の検査対象になります。

瑕疵担保保険の検査が完了し承認を受ければ、写真のようなポスターが渡されますので承認を受けたあかしとして工事中の玄関に貼ります。

 

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。

「新築工事・リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き建物を建てる手順と流れに対してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

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