【川崎市麻生区】成功えのステップ❕「新築住宅・リフォーム各種の手順とコツ」 その⑨(1階ネダレス・外部工事等)

構造金物・窓台・構造用合板が張り終わり、1階の床合板を張る段取りをします。

床を張る前に綺麗に掃除をします。

土台に90㎜角の大引きを入れて釘で固定します。

一般的には90㎜角の大引きを入れて合板を張る事が多いのですが、大引きの間隔が広いので将来的に床がたわむ事を想定をして弊社の場合は大引き同士の中間に幅45㎜、厚み60㎜の根太を入れることにしています。

大引きを入れて釘で固定したら、大引きを支える「鋼製束」という床下を支える鉄製の柱を入れ大引きの高さ調整をします。

鋼製束には専用の接着剤とビスでコンクリートの耐圧版に固定をしていきます。

大引き根太の作業を終え床下の断熱材を入れていきます。

 

床下断熱材を入れ終わりましたら、24㎜の針葉樹合板を張ります。

24㎜の針葉樹合板は床の構造にもなり土台火打ちを入れる必要はありません。

瑕疵担保保険の検査対象にもなり、釘の種類も指定されておりN75の釘を使用します。

針葉樹合板はジョイントや外周部は100㎜間隔で釘を止めて、それ以外は150㎜間隔で釘を止めていきます。

本来は土台を敷くときに床の針葉樹合板を張れば安易に合板を張る事が出来、建て方(上棟式)の時も足元が良いのですが、屋根や外壁が出来ない事には雨などが降ってしまったら、床の針葉樹合板が濡れてしまい、床下に雨水が侵入する恐れがあるので、弊社では雨の侵入が最小限に抑えられるように屋根・外壁が終わり次第床の針葉樹合板を張ることにしています。

一階の床合板を張り足元を良くしてから窓や玄関などのサッシ関係を取り付けていきます。

間柱や筋交いを入れる時に窓や玄関を取り付けるための下地を組みましたが、下地の段階で水平・垂直を確認しておかないと、窓や玄関を取り付けたときに建付けが悪くなります。

その様な事が起こらない為には土台の水平、柱の建付けをきちんと見る必要性があります。

要するに最初が肝心だということです。

新築住宅で窓(サッシ)を取り付ける場合、窓台に「水切りシート」というシートを貼ります。

「水切りシート」とは窓枠廻りの漏水事故を防ぐ為のシートで、サッシに限らずバルコニーなどの笠木の天端や軒下天井などにも使われることがあります。

窓枠廻りは昔から漏水事故が多く、昔は板金の水切りを使うことが多かったですが、現在では水切りシートを使う事が多いいです。

水切りシートをステップルで止めて窓台の角の部分を水切りシートの上から防水テープで固定します。

窓台の角の部分は隙間が生じやすいので、防水テープを重ね張りをすることで角の隙間を埋める事が出来ます。

ここまでの作業が終了したら、サッシを窓台の上に乗せます。

サッシは室内の納まりに合わせ取付けを調整します。

サッシの取付けが完了したら、防水テープ(ブチルテープ)を貼ります。

防水テープ(ブチルテープ)は基本的に両面テープを使う事が多いいです。

なぜ、両面テープを使うかというと、外壁に貼る「タイペック(防水シート)」が両面テープだとサッシ廻りに付き防水性が良くなるからです。

また、防水テープ(ブチルテープ)はサッシの下端には絶対貼ってはいけません。

サッシの下端に貼ると万が一雨水が侵入した場合水の抜け道がなくなることになります。

室内から見た冊子を入れた状態

外部から見た冊子を入れた状態

窓・玄関などのアルミ建具の取付けが終わり、軒下天井の工事に入ります。

軒下天井下地組み

軒下天井下地組み

今回の建物は軒先の出が少ないので外壁の構造用合板を先に止めてから破風板(鼻隠し)を取り付けました。

なぜ、そのような手順で施工したかというと、外壁の構造用合板は建物の構造壁になるので、2階の胴差と小屋の桁に一枚の合板で張って胴差と桁にN50の釘で止めることにより構造壁の強度が出るからです。

破風板(鼻隠し)を止めてから構造用合板を張った場合、桁と破風板の間が狭くなりN50の釘が止めにくくなるからです。

構造用合板を張り終え、破風板(鼻隠し)を取り付けていきます。

先程から破風板と鼻隠しといっていますが、材料は同じで作業も同じことをするのですが、使用する場所により呼び名が変わります。

まず、鼻隠しとは軒先部分の雨樋が付く方に取付ける横板状の部材の事をいい、屋根の下地となる垂木の小口を隠したり、軒樋の金具を取り付けるための下地にもなります。

鼻隠しを取り付ける事で雨水の侵入を防ぐ役割や耐風性も高める事も出来ます。

また、破風板とはどのような場所をいうかというと、切妻屋根などの「ケラバ」というところに取付けます。

「ケラバ」には基本的に軒樋は付きません。

破風板(鼻隠し)取付後、軒天井の下地を組む前に幅300㎜程度のタイペック(防水シート)を屋根垂木の下から軒下天井より下に来るように貼ります。

外部の防水シート(タイペック)は外壁の合板を張り、サッシの取付け、軒天井の作業が終了をしてから土台水切りの取付後に貼る作業になるので軒天井を張った後では軒天井の中まで防水シート(タイペック)が貼れなくなってしまうからです。

万が一雨が吹き込んで軒天井の中に雨水が侵入しても防水シートが軒天井の中まで入っていれば雨漏りの心配がないです。

防水シート(タイペック)を貼り、その上から15㎜の胴縁を挟んで軒天井の下地を止めていきます。

現在の建物は構造用合板に直接外壁の仕上げ材は張りません。

構造用合板の上に防水シートを貼りその上に15㎜程度の胴縁を止めてから外壁の仕上げ材を張ります。

このような施工方法をすれば、万が一外壁材の中に雨水が侵入した場合も外壁の仕上げ材と構造用合板との間に15㎜の空間が出来るので、雨水が建物内侵入することがないです。

また、土台水切りを「通気水切り」にすることにより、外壁材の内部が通気性が良くなり下地材が腐食しにくくなります。

外壁内部の風が建物全体に循環させるために15㎜の胴縁を挟み軒天井の下地を取り付けます。

防火ダンパー付き軒下換気口

軒下天井

換気口取付後

軒天井の下地を組み、軒天井を張っていきます。

軒天井の天井材は厚み12㎜のケイ酸カルシウム版(ケイカル版)をです。

軒下換気口(防火ダンパー付き)をバランス良く取り付けながら張っていきます。

軒下天井の作業が終了したら、通気水切りを取付けタイペック(防水シート)を下から貼りあがっていきます。

ここまでの作業が終了すれば、建物内に雨水の侵入はなくなります。

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。

「新築工事・リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き建物を建てる手順と流れに対してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

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(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

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・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

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・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

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