ユニットバスにすることで、光熱費の節約になることを知っていますか?

こんにちは、株式会社狩野建築です。

昔は天井はバスリブを張り、壁と床はタイルで仕上げる在来工法の浴室が主流でした。

お使いになられている方はご存じだと思いますが、在来工法の浴室は何しろ寒く、しかも

浴槽のお湯は冷めやすいのが難点です。

浴室の出入り口も段差があり、出入りするのに不便な方も多いと思います。

今回は在来の浴室をユニットバスに交換したお客様の工事内容をご説明させて頂きます。

工事のご依頼を頂いたのは、川崎市麻生区にお住いのM様です。

建物は築40年程度の建物で、建物の構造はコンクリート造です。

今回の浴室は長細い為、規格品のユニットバスを入れることは出来ませんので、

「タカラスタンダード」のピッタリサイズシステムバスを導入しました。

ユニットバスの規格寸法とは下記の寸法です。

 *メーカーにより異なる場合があります。

①1620タイプ(D1600㎜×W2000㎜×天井高さ2158㎜

②1616タイプ(D1600㎜×W1600㎜×天井高さ2008㎜

③1418タイプ(D1400㎜×W1800㎜×天井高さ2008㎜

④1316タイプ(D1300㎜×W1650㎜×天井高さ2008㎜

⑤1218タイプ(D1300㎜×W1800㎜×天井高さ2008㎜

⑥1216タイプ(D1200㎜×W1650㎜×天井高さ2008㎜

*このサイズはユニットバスの浴室内の寸法なので、設置寸法は最低片側25㎜ずつ計50㎜広くなければ設置できません。

天井高さは換気扇や暖房換気扇などを取り付けますので、最低天井高さプラス300㎜高くなければ設置できません。

 

解体前(在来浴室)

解体途中(浴室)

 

浴室の工事は浴室内の解体作業から入ります。

浴室の解体箇所は主に天井・浴槽・洗い場の床・浴室ドア・サッシ廻り・水栓関係等です。

今回はピッタリサイズのユニットバスなので、外周部のタイルを剥がさなくても

ユニットバスは入りますが、規格品の場合は状況により外周部のタイル、木造住宅の場合は

可能であればタイル下地まで剥がすこともあります。

解体箇所で一番大変なのは洗い場の床です。

洗い場の床もタイル部分だけ剥がせばいいものではなく、ユニットバスが納まるくらいの

深さでないとだめなので、かなり深めに洗い場のコンクリートを斫らなくてはなりません。

           解体後の様子

既存の浴室の解体作業が完了した状態です。

浴室と洗面脱衣所の壁がブロックで出来ておりましたので、浴室のドアが納まる寸法まで既存のブロックを斫り

鉄筋を入れ補強をしました。

解体作業が完了したら、水道設備工事に入ります。

浴室工事での水道設備工事の工事内容は、既存の給水と排水を利用し、設置するユニットバスに給水・排水が接続が可能な位置に移設する

切回し工事と追い炊き配管工事をします。

しかし、今回は建物の老朽化で鉄管の給水管に穴が開いて水が漏れていた為、給水管の修繕工事をすることになりました。

本来なら浴室内での修繕だけで済ませたいところですが、あまりにも既存の鉄管の給水管がさび付いてプラグの接続が不可能なため、浴室内だけでの修繕は難易で、

やむおえず水道メーターの2次側(建物側)から既存の給水管を切り離し給水管を使えなくして、

新たに水道メーター(2次側)から建物内の給水管を新設する工事をすることになりました。

同時に電気工事も致します。

電気工事は換気扇のダクト工事・換気扇の電源がない場合は換気扇の電源の配線の必要になります。

リモコン線は再利用するケースが多いですが、バランス窯の場合はリモコン配線も必要になります。

ユニットバスの換気扇は100πのアルミダクトを使うことが一般的です。

 

        コンクリート打設後

水道設備工事・電気設備工事が完了したら、設置するユニットバスのサイズに合わせ洗面脱衣所と浴室の床がバリアフリーに収まるように高さ調整をして、コンクリートを打設します。

コンクリート打設前には鉄筋のメッシュを入れ、コンクリートは厚み約10㎝程度打設します。

コンクリート打設後、約2日間養生期間を設けるとコンクリートの強度も安心です。

        

 

洗面脱衣所(浴室入り口前修繕)根太補強

洗面脱衣所(浴室入り縁前修繕)合板補強

浴室解体後、洗面脱衣所と浴室の洗い場に入るドアの前の床が、洗い場内の水や湿気などで劣化をしていたので、

傷んでいる所を切断して修繕しました。

在来の浴室にはよくあることで、建物が木造住宅などでは土台から腐食している場合もありますし、

酷い所はシロアリが繁殖しているケースも多く、以前洗面脱衣所の床を全部張り替えたこともあります。

今回の建物は建物自体がコンクリート造なので、浴室との出入り箇所のみでしたので、被害が少なくすみました。

 

ユニットバス組立工事

ユニットバス組立工事

洗面脱衣所の床の修繕工事が終わりましたら、いよいよユニットバスの組み立てに入ります。

ユニットバスの組み立ては製品やオプションなどにもよりますが、おおよそ1日で組立作業は完了します。

浴槽の上にある配線は給湯器のリモコン線で浴槽の下にあるのが、給水と給湯です。

ユニットの壁の穴は手摺を固定するビス穴です。

さていよいよ、ユニットバスの組み立て設置工事に入ります。

まずは、浴槽側の防水版と洗い場の床を据え付けます。

アジャスター付きの足で水平を出し、がたつきなどの調整をして仮置きをしてから排水を接続してから防水版

と洗い場の床を本固定します。

床先行の為、浴室の洗い場の床の養生は欠かせません。

床の設置作業が終了したら、壁パネル・浴槽の据え付け・天井パネル・窓枠・換気扇や照明・手すりなどの取付け

入口ドア等すべて設置・取付け完了後に給湯・給水・換気扇のダクト・電気の結線・浴室リモコンを取付け

コーキングをしてユニットバスの組み立ては完了です。

御在宅のお宅はコーキングが乾くまでユニットバスを使用しないことをお勧め致します。

 

最後に在来の浴室とユニットバスのメリット・デメリットをあげたいと思います。

 

(在来浴室のメリット)

①自由度が高い

在来の浴室は様々なタイプや大きさに順応に対応できる。

②自分の好みに造ることが可能

デザイン性が豊富で自分の理想のデザインの浴室を実現することが可能です。

例えば浴室の壁・天井をすべて桧にすることや、大理石張りの浴室にする等

 

(在来浴室のデメリット)

①汚れやすく、掃除に手間がかかる

在来の浴室の場合、タイルなどの目地に汚れが溜まり、カビなどを生えることも多いいです。

タイルの目地なのは掃除しても除去できない箇所もあるので、掃除に手間がかかるケースが

多いいです。

②保温性や防水性に劣る

在来の浴室は経年により保温性・防水性が劣ります。

また、タイルにひびが入り割れることもあり、そこから洗い場で使用したお湯が漏れ建物にも

被害が及ぶことも少なくありません。

 

(ユニットバスのメリット)

①光熱費の節約になる

ユニットバスには様々な浴槽や水栓があります。

そこで保温性の高い浴槽や節水タイプのシャワー・節水タイプの浴槽を使用すれば、光熱費の節約につながります。

②掃除がしやすい

在来の浴室と違いパネル化されているので、つなぎ目が少なく汚れが溜まりにくく

掃除も安易に出来る。

③気密性に優れている

ユニットバスは気密性に優れており、湯船のお湯が冷めにくい。

④バリアフリーにすることが出来る

在来の浴室は洗面脱衣所と浴室洗い場の入り口に150㎜程度の段差がありましたが、ユニットバスの場合、

バリアフリーにすることが可能です。

*介護保険の適用にもなります。

(ユニットバスのデメリット)

①サイズに限りがある

一般的にユニットバスには規格サイズが決まっているので、浴室の状況により設置出来ない場合があります。

②規格外の製品を取り付けることが出来ない

ユニットバスには各メーカーで取り扱いのあるパーツや設備には対応できますが、規格外の製品には

対応していません。

 

工事のご依頼を頂いたきっかけ!

工事のご依頼をして頂いたM様は川崎市麻生区にお住いの方で、新規のお客様です。

工事のご依頼のきっかけになりましたのが、弊社 株式会社狩野建築のホームページをご覧に

なられてのご連絡でした。

弊社の他にも御見積りのご依頼をしている会社があり、少し不安でしたが工事のご発注をして頂き

とても感謝しております。

 

株式会社狩野建築の特徴

弊社、株式会社狩野建築は職人直営店で下請け制度がない為、余計な費用がかからず、工事にも細心の

注意を払いお客様にご満足して頂く建物を目指しております。

弊社はユニットバスやシステムキッチンなどの水回りの工事から建物フルリフォーム・太陽光工事・外壁工事

外構工事・マンションリフォーム・外構工事等 幅広く対応しています。

弊社の特徴は下請け制度がない為、各業者がのびのび作業が出来、とても明く、また、見えないところまで

丁寧に工事をしますので、安心してお任せください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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