【川崎市】玄関リフォームの方法は?その施工方法のメリット・デメリットの解説

玄関リフォームでよく耳にするのは玄関のカバー工法が多いと思います。

しかし、建物の造りや現在ついている玄関の状況でカバー工法が出来ない場合もあります。

今回は玄関を取り換える為にはカバー工法の他にどのような交換方法があるか、また、玄関の種類やメリット・デメリットのご説明をさせて頂きます。

 

玄関カバー工法

東京都にお住いのN様邸の玄関の様子です。

建物の構造は木造枠組壁工法(ツーバイ工法)です。

【玄関の交換をご希望された理由】

玄関ドアがアルミ製で寒い為、断熱材の入っている玄関ドアにしたい。

 

 

このような玄関ドアはカバー工法にとても適しています。

 

 

玄関カバー工法

リフォーム後の玄関の様子です。

今回導入した玄関ドアはリクシルの【リシェント玄関ドア3 M24型】の玄関ドアで【色はポートマホガニー】です。

断熱仕様の玄関ドアで、断熱材が玄関ドアの中に入っているタイプの玄関ドアです。

玄関カバー工法のメリット

①工期短縮

作業自体は既存の玄関を取外し、外壁や玄関ポーチ・玄関ホールのタイルを壊すことなく、現在取り付けてある玄関の枠にアルミの枠を新規に取り付けるので、工事自体も1日かからないで完了します。

②予算削減

解体作業などがない為、玄関廻りの外壁・タイルなど補修費もなく、処分するものが現在設置してある玄関ドアだけなので、処分費用も削減出来ます。

③騒音問題で御近隣にも迷惑を掛ける事が少ない

カバー工法で使用する道具は主にインパクトドライバーとコーキングを充填する為に必要なコーキングガンとコーキングを撫でるヘラなので、工事作業中御近隣に騒音などでご迷惑を掛ける事が少ないです。

玄関カバー工法のデメリット

①玄関の敷居の段差が少し生じる

現状の敷居を撤去しないで取り付ける為、床に敷居を埋め込むことが出来ないので段差が出来てしまう。

②玄関の開口部が狭くなる

現状の玄関枠を壊さず新規にアルミ枠を被せる為、玄関のサイズが小さくなり、開口部も狭くなる。

 

リフォーム前

リフォーム後

 

木製玄関

川崎市麻生区にお住いのA様邸の玄関の様子です。

建物の構造は木造軸組み工法(在来工法)です。

建物の築年数は40年程度で玄関ドアは木製の玄関です。

このようなタイプの玄関はアルミ玄関でのカバー工法が出来ないケースが多いです。

カバー工法でアルミ玄関にしても、建物との雰囲気が合わなくなるので、木製玄関の交換をお勧め致します。

【玄関の交換をご希望された理由】

玄関の締りが悪く、鍵がかかりにくいので木製玄関の交換をご希望されました。

    

    

 

 

 

 

木製玄関

リフォーム後の玄関の様子です。

今回導入した玄関ドアは阿部興業の製品で【リドア 06RPデザイン】材質はナトー材です。

ドアの開口部も阿部興業の規格サイズで納まり、ウレタン塗装仕上げになっております。

木製玄関のメリット

①デザイン性が豊富

木製の玄関ドアには規格品の玄関ドアは勿論ありますが、オリジナルで造ることも可能でとても自由度が高く、デザイン性にも優れています。

②年数が経つにつれ変化が出てくる

木製の玄関ドアは年数が経つにつれ、味のある色合いに変化して飽きが来ないです。

 

木製玄関のデメリット

①定期的なメンテナンスが必要

木製の玄関ドアは紫外線などの影響をとても受けやすい為、定期的に塗装をしなくてはなりません。

今回みたいに玄関前に庇などがある場合は紫外線や雨・風などの影響も少ないですが、庇のない場合は直接影響を受けやすい為こまめなメンテナンスが必要になります。

②価格帯の幅が広い

木製の玄関ドアには規格品のものからオーダーで造るものまで幅広く対応でき、使う材質や玄関ドアのサイズなどでも金額が異なり、塗装工事もしなくてはならないので価格帯の幅が広い。

 

リフォーム前

リフォーム後

 

木製玄関カバー工法

川崎市麻生区にお住いのA様邸の様子です。

建物の構造は木造軸組み工法(在来工法)です。

設計屋さんが手掛けた家らしくお洒落な造りでした。

【玄関の交換をご希望された理由】

木製の玄関ドアからアルミ製の玄関ドアに交換したい。

 

木製玄関カバー工法

リフォーム後の玄関の様子です。

今回導入した玄関ドアはリクシルの【リシェント玄関ドア3 M17型】の玄関ドアで【色はマットブラック】です。

断熱仕様の玄関ドアで、断熱材が玄関ドアの中に入っているタイプの玄関ドアです。

木製の玄関ドアだからカバー工法が出来ないわけではありません。

玄関枠にアルミ製の枠が納まる場合木製の玄関ドアでもカバー工法は可能です。

 

リフォーム前

リフォーム後

 

玄関交換

川崎市高津区にお住いのS様邸の玄関の様子です。

建物の構造は軽量鉄骨造です。

現状の玄関のサイズは高さ2000程度で幅が800㎜程度の片開の玄関です。

玄関が取り付けられている柱などは軽量鉄骨で枠幅が狭い為、カバー工法をするのに適していませんでした。

【玄関の交換をご希望された理由】

玄関のしまりが悪く鍵もかかりにくい。

玄関を今風の玄関にしてお洒落にしたい。

 

玄関解体

今回のリフォームではカバー工法が出来ない為、玄関の解体作業からかかります。

まず、現在取り付けてある玄関を取外し、欄間と玄関の脇のガラスを撤去して玄関の鴨居と玄関脇の柱を撤去します。

玄関の敷居などは玄関の土間のタイルに埋めて設置してあるので、タイルも斫らなくてはなりません。

集塵機を使用しながらタイルに切れ目を入れ削岩機でタイルやコンクリートを斫りますが、誇りなどが飛びますので事前に養生をしておきます。

 

下地工事

建物本体は軽量鉄骨ではありますが、木下地で玄関の開口を造ります。

軽量鉄骨で建物本体の骨組みが出来ていますが木下地でも問題はありません。

木下地の場合、コスト削減にもつながり、適正な施工方法で下地を組めば強度的にも問題はないです。

 

 

玄関取付け

下地を組み終わり玄関の取付けをします。

今回導入した玄関ドアはリクシルの【ジェスタ2 G15型】の玄関ドアで【色はクリエダーク】です。

K4仕様なので玄関ドア本体に断熱材が入っている製品です。

玄関取り付け後玄関廻りに防水テープを貼り、防水シート(タイペック)を貼り終えたら玄関照明とインターホンを元に戻し玄関の取付けは完了です。

カバー工法と違い作業内容も豊富ですが、ここまでの作業は1日で終えなくてはなりません。

 

外壁工事

玄関廻りの外壁工事に入ります。

外壁にも様々な仕上がり方法があります。

例えば現状の外壁がモルタル仕上げの場合、モルタルで仕上げ吹き付けをしたり、また、玄関の前だけパターンを変えジョリパットに仕上げてもお洒落だとは思います。

サイデングの場合はほとんどが廃番になり、同じ製品のものがなくなるケースが多いので玄関前だけデザインを変えアクセントをつけるのもいいと思います。

今回の場合、現状の外壁がモルタルでもサイデングでもないのですが、玄関廻りにアクセントをつける為、ニチハのサイデングを張りました。

 

タイル貼り

玄関ポーチと玄関ホールのタイル貼り作業に入ります。

築年数が経っている建物の場合、もともとのタイルが浮いているケースが多いです。

今回の場合も打診検査をした結果タイルの浮が確認されました。

その場合、現在のタイルの斫り作業から行わなければ新しく張るタイルの浮も生じやすくなります。

 

玄関ホールタイル斫り後

玄関ポーチタイル斫り後

 

タイル下地工事

タイルの斫りを終え、タイルの下地に入ります。

タイル下地は一般的に「バサモルタル」で下地づくりをします。

「バサモルタル」とはどいうものかわからない人も多いと思います。

「バサモルタル」とはモルタルと同じでセメントと砂を練り混ぜてつくりるものですが、通常のモルタルよりも水の量を減らしバサバサした状態で使用します。

なぜタイル下地は「通常のモルタル」ではなく「バサモルタル」が使われるかというと、通常のモルタルの場合ひび割れが生じやすくその影響を受け表面のタイルに現れるケースがある為、通常のモルタルより水分が少なくひび割れが起こりにくい「バサモルタル」でタイル下地をつくります。

玄関ホール「バサモルタル」施工後

玄関ポーチ「バサモルタル」施工後

玄関ポーチ「タイル」完了

玄関ホール「タイル」完了

玄関交換のメリット

①バリアフリーにすることが出来る

玄関ポーチ・玄関ホールの土間を斫り施工する為、玄関のタイルの高さを調整することが出来バリアフリーにすることが可能です。

②自由度の高い玄関を取り付ける事が出来る

玄関を解体することで取り付ける為、玄関が納まる範囲でなら開口部を広くとることが可能です。

また、玄関扉のデザインも幅広く選べます。

③玄関の周りが綺麗になる

玄関廻りの室内や外壁、玄関のポーチやホールもリフォームをする為、玄関の廻りが見違えるように綺麗にすることが出来る。

玄関交換のデメリット

①工期がかかる

 玄関の取付けは1日で出来ますが、外壁などの仕上げ工事などを含めると工事が完了するまでには日数がかかる。

②費用がかかる

解体工事から始め下地工事・外壁工事・タイル工事などをする為、人件費や材料費、処分費等の費用がかかる。

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

対応可能地域

神奈川県 (・川崎市 ・横浜市 ・相模原市)

東京都 (・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等)

お問い合わせ

営業時間 8:00~19:00 (電話受付は9:00~20:00)

 

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〒215-0012 神奈川県川崎市麻生区東百合丘1丁目34-28

対応エリア

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その他、東京都世田谷区・渋谷区・町田市など東京都一部