【東京都 稲城市】内装リフォーム失敗しない為のポイント! 

近年リフォーム会社や建築会社が多い世の中ですが、実際現場経験をしたことがない会社経営者や営業、現場監督がいる会社も少なくありません。

工事を受注しては外注の大工職人や各業者に丸投げをしている為、施工方法や細かな納まりなどもわからないのでトラブルの原因になっているお話をよく耳にしています。

また、会社の利益のことしか考えていない為、下請けの大工職人や各業者には会社の方で金額を提示していることが多く、予算が合わなくなると下請けの工事もずさんになることが多いです。

失敗しない内装リフォームをするには、建築の事を理解し適切なアドバイスが出来、しかも現場経験のある経験豊富な人材がいるリフォーム会社や建築会社にご依頼することです。

弊社の場合、無駄な経費をかけず代表自ら工事に携わり、お客様のお打ち合わせや現場調査、各業者の打ち合わせなどを進んで行い、お客様との信頼性を築き工事を進めていくよう心掛けています。

取引している各業者や大工さんも誰でもいいわけではなく、信頼できる人材を集めているので安心して工事を進める事が出来、何かあると必ず代表の私の所に連絡が来ます。

今回の内装リフォームでは、大工工事はすべて代表の私が一人で手掛けたため細かな施工方法や完了までの経緯もより詳しくご説明させて頂きます。

 

大工歴30年の経験を生かした内装リフォーム工事とその施工方法

内装リフォーム工事のご依頼を頂いたのは、新規のお客様で東京都稲城市にお住いのK様です。

ご依頼頂いた経緯は弊社ホームページからのご依頼になります。

建物の種別は1階部分が鉄筋コンクリート造(RC造)で2階から3階は木造軸組み工法(在来工法)です。

設計屋さんが手掛けた建物で室内もかなりお洒落に造られていました。

 

床のリフォーム

現状の廊下の床は厚み6㎜程度のコルクが張ってあり、玄関框も集成材で材質はヒバを使用してありました。

6㎜のコルクはコンクリートのスラブに直接張ってあり、コルクを剥がすと入り口の敷居はスラブから12㎜程度しか上がっておらず、玄関框に関しては10㎜程度しか上がっていない状態でした。

コンクリートにフローリング材を張る場合、一般的にマンションなどで使用する直貼り用のフローリング材を使用することが多いのですが、直貼り用のフローリングの厚みは13㎜程度あるので入り口の敷居よりもフローリングの方が上がることになり、玄関の框からは完全にフローリングが上がる為、納まりが良くありません。

また、このようなお洒落な建物にお住いの方なのでリフォームにもこだわりがあり、当初はヘリンボーン仕上げにしたいというご要望もありましたが、ヘリンボーンは同じ平米数でも斜めに張るので材料にも無駄が出て実際の平米数よりも多く材料を購入しなくてはならなく、しかも作業費も加算します。

床材もコンクリートに直で張るので使用できる床材にも限りがあります。

なるべくお客様のご要望に応える為、弊社が提案したのは「ボード株式会社」の床材を提案しました。

ボード株式会社の床材には無垢材の床材にクッションラバーが付いているものもあり、コンクリートに直接張れるタイプの床材もあるからです。

勿論その中にもヘリンボーン対応の床材もありますが、厚みが15㎜ある為、入り口の敷居や玄関框より床が上がってしまいます。

その中でお客様がお選びになられた床材は「ワンハーフクロスα」という床材で厚みが12㎜あり大きさが300㎜角の床材です。

「ボード株式会社」の床材はご要望があれば色やツヤなども特注で造ってくれます。

お客様がご希望された床の仕上げ塗装はクリア仕上げでツヤ無しでした。

 

床のコルクを剥がし下地となるコンクリートが表しの状態になりました。

しかし、玄関の上り框がコンクリートの床から10㎜程度しか上がっておらず、この状態で12㎜の床材「ワンハーフクロスα」を張ると框よりも床材の方が高くなります。

框を撤去すると框の下のタイルなどが壊れる可能性がある為、床の下地となるコンクリートと平らになるように玄関框を削ることにしました。

現状の玄関框を削り新規に框と「ワンハーフクロスα」を玄関框の上から張るので、玄関框の上端を鑿とカンナを使い平らに削りました。

「ワンハーフクロスα」はとてもお洒落で素敵な空間を与えてくれる床材です。

樹種には(ナラ・ウォールナット・アメリカンチェリー・ハードメーブル)があり、色も常備色は勿論ありますが、特注色をつくることも可能です。

今回はツヤ無しのクリアー仕上げでオーダーしました。

天然木なので木目や節、木の色合いなどが楽しめる床材です。

今回のお客様はこだわりがあり、ご自分で「ワンハーフクロスα」の配置を決まました。

「ワンハーフクロスα」は厚みが12㎜あり、大きさは300㎜角の床材で2液性の接着剤で張ってきます。

その為、下地がコンクリートの場合にとても適した床材になります。

厚みも12㎜なので、入り口のドアの敷居と平らになり綺麗に納まりました。

玄関框はナラ材と合うタモ材の集成材を取付けツヤ無しのクリア塗装で仕上げることにしました。

玄関框もL型に加工することにより、コンクリートと平らに削った玄関框の上にウレタン系の接着剤で取付け「ワンハーフクロスα」を納めました。

壁際は幅木を取り除き塗装仕上げにしました。

 

 

 

階段のリフォーム

階段は階段の段板と蹴込みがコルク仕上げになっており壁際は幅木納めになっていました。

段板も蹴込みもコンクリートの上に取付けている状態で、経年劣化と共に強度がなくなり段鼻がかけている状態です。

 

 

既存の段板と蹴込みを撤去した状態です。

 

 

 

階段を取り付ける前に下地工事をします。

階段の下地は厚み12㎜の針葉樹合板を使用しました。

なぜ、コンクリートの上に直に階段材を乗せないかというとコンクリートの湿気などで階段の段板が反る恐れがあるからです。

 

 

 

 

階段の段板を取り付けた状態です。

階段の段板は厚み28㎜あります。

しかし、段板に細工をしないでただ上から乗せるだけでは段板の下と蹴込みのコンクリートとの間に針葉樹の小口が見えてしまいます。

それを解消する為、段板の下になる部分を針葉樹の厚み分12㎜分削り段板をL型にして被せることにしました。

段板の材質はタモの集成材を使用しました。

集成材ではなく、無垢のタモ材を使用する案もありましたが、無垢のタモ材は材料の金額も高くしかも反りやすい為、集成材の御提案をさせて頂きました。

今回は階段の幅木を取り付けない為、蹴込み部分と両サイド隙間をあける事が出来ないので、はカンナで削り合わせて取付けることになりました。

 

塗装工事

塗装工事に入る前に階段の蹴込みの下地処理をします。

今までの階段は蹴込み部分はコルクが貼ってあり、コルクを撤去した後はコルクの接着剤が残っていて、このまま塗装をするのは仕上がりに問題が出るのでパテ処理をしました。

 

蹴込みのパテが終わり、階段の段板にウレタン塗装します。

仕上げ方はクリア塗装のツヤ無しです。

塗装後階段が乾いたのを確認して蹴込みと壁の塗装工事に入る為、階段の養生をします。

塗装工事で一番時間がかかり気を使う作業はこの養生です。

 

塗装工事完了の様子です。

 

リフォーム前

リフォーム後

リフォーム前

リフォーム後

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

対応可能地域

神奈川県 (・川崎市 ・横浜市 ・相模原市)

東京都 (・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等)

お問い合わせ

営業時間 8:00~19:00 (電話受付は9:00~20:00)

 

株式会社狩野建築
〒215-0012 神奈川県川崎市麻生区東百合丘1丁目34-28

対応エリア

神奈川県川崎市を中心に横浜市・相模原市など神奈川県全域
その他、東京都世田谷区・渋谷区・町田市など東京都一部