【川崎市 麻生区】リフォーム初心者必見!リフォーム徹底解説! その② (太陽光工事・防水工事)

前回の続きの施工事例と工事のご説明をさせて頂きます。

施工事例

太陽光工事

ソーラーパネル設置前

ソーラーパネル設置後

太陽光発電システムとは

太陽の光エネルギーを太陽電池モジュール(ソーラーパネル)に吸収して、その光エネルギーを電気のエネルギーに変換することで、家庭用電力として使用できるようにするシステムの事です。

発電量が高くなる時期

発電量が高くなる時期は3月から5月までの期間が安定して発電量が高くなります。「夏の7月から9月の方が日照時間が長いので発電量が高いのでは?」と思う方の方が多いいと思います。

なぜ、日照時間が長い夏では発電量が少なくなるかというと、ソーラーパネルの内部は半導体で出来ており、温度が上がると機能が低下していく性質があるからです。その為、ソーラーパネルの表面の温度が上がると発電量が少なくなります。

また、梅雨の時期の6月から7月中旬や冬の12月から2月は日照時間が短い為、発電量が少なくなります。

*発電量が高くなる時期は、日照時間が長い時期ではなく、日照時間が安定している時期です。

ソーラーパネルの設置方法

ソーラパネルは勾配が付いている屋根の上に乗せ、しかも雨漏りが起こらないように的確な固定方法と防水処理をしなくてはなりません。

ソーラーパネルが設置可能な屋根は・瓦屋根・コロニアル屋根・ガルバ二ウム鋼板屋根などほとんどの屋根材に対応しています。

(設置施工例)

①瓦アンカー方式

この施工は瓦屋根に対しての施工方法です。

瓦アンカー方式は金具を取り付ける位置の瓦を一度取外し、防水シートの上から補強板を固定します。

この時、補強板固定するときに下地の垂木に固定します。

垂木に固定することで強度を保つことが出来ます。

アンカー金具の裏にはブチルシート(防水シート)がついていて、ビスでアンカー金具を固定した際にパッキンの役割を果たし防水効果が得られます。

アンカー金具の固定が完了したら、専用のシリコンコーキングをビスの頭とアンカー金具の周囲をコーキングします。

シリコーンコーキングは防水性の高いコーキングでプライマーを塗布しなくとも密着性が高いです。

これまでの作業が完了したら、瓦を元に納まます。

瓦を戻すときに直径2㎝程度の穴を開けアンカーを瓦の外に出します。

しかし、このままでは雨漏りをしてしまうので、防水処理の為、専用のシリコーンコーキングを穴の周りに充填して、専用のゴムキャップを取付けゴムキャップの上にもシリコンでコーキングをします。

アンカーすべて終わりましたら、専用の取付け架台を設置してパネルを取り付けます。

 

*屋根の瓦に穴を開けますが、専用のシリコーンコーキングや防水シートを使用していますので、雨漏りのリスクは少ないです。

②スレートアンカー方式

この施工方法はコロニアルに対しての施工方法です。

スレートアンカー方式はアンカー金具をコロニアルの上からビスで固定します。

しかし、アンカー金具のビスがきちんと下地(垂木)に止めなければソーラーパネルを乗せたとき強度的に問題があります。

垂木の幅は一般的に45㎜程度あり、垂木は基本的に建物の中心から455㎜間隔に流れている場合が多いいですが、必ず確認の上ビスを止めるようにします。

アンカー金具の裏には防水テープが付いており屋根に貼り付ける事が出来、貼り付け後専用のパッキン付きねじで固定していきます。

ビスを打ち込んだ場所には雨水が入らないよう必ずコーキングをします。

アンカーすべて終わりましたら、専用の取付け架台を設置してパネルを取り付けます。

*コロニアル屋根の場合、コロニアルの上からビスで固定しますが、防水処理の為、コーキングを充填するので雨漏りのリスクが少ないです。

③支持瓦方式

この施工は瓦屋根に対しての施工方法です。

瓦アンカー方式の場合、瓦に穴を開けアンカーを設置しましたが、いくら雨漏りのリスクはなくとも瓦に穴を開けることに抵抗がある方も多いと思います。

支持瓦方式の場合、瓦自体に金具がついてあり、これに架台を固定する為、瓦に穴を開けることなくアンカーの設置が出来ます。

支持瓦方式も架台を設置する箇所の瓦を取り除き、支持瓦を設置する場所に専用の補強材を取り付けます。

専用の補強材を設置したら隙間が出ないように周辺をシリコンコーキングで充填して防水処理を行います。

瓦自体に金具がついている支持瓦を取り付け、架台を設置してパネルを取り付けます。

④支持金具方式

支持金具方式には2種類あり、コロニアル屋根と瓦屋根の場合は、支持金具を取り付ける際に上端からビス止めになりますが、ガルバ二ウムの場合は、屋根材に挟み込んで支持金具を取り付ける事が出来ます。

コロニアルの場合はビスの頭などをコーキング充填して雨水が侵入しないように処理しますが、瓦の場合は瓦を剥がして下地補強と防水処理をしてから剥がした瓦を元に戻しますので雨漏りも心配はありません。

ガルバ二ウムの場合は、横葺き・縦葺きとありますが、どちらも支持金具を屋根材に引掛けて締め付ける為、屋根に穴を開けることなく、支持金具を取付け架台を設置することが出来ます。

光エネルギーが家庭で使用できるまでの過程

太陽の光エネルギーがどのようにして家庭で使用できる電気になるのか?

まず、太陽の光エネルギーを太陽電池モジュール(ソーラーパネル)に吸収します。

その光エネルギーを太陽電池モジュール(ソーラーパネル)で直流電流に変換します。

しかし、直流電流では家庭内で使用することは出来ません。

太陽電池モジュール(ソーラーパネル)で発電した電気は接続箱へ集めます。

接続箱に集めた電気をパワーコンデショナーに送り直流電力から交流電力に変換します。

家庭で使用する電力は交流電力なので、ここで初めて家庭内で使用する電力になります。

この交流電力を分電盤に送ることにより、家庭内の家電製品などの電気として使うことが出来ます。

スマートメーター(電気のメーター)で売電量と売電量を計ります。

*太陽光で発電した電気は優先的に自家消費しますが、余った電気は電力会社に売却が出来るシステムです。

発電出来なかくて、電力が足りないときは電力会社から電気を買うことになります。

太陽光システムのメリット

①電気代使用料を大幅に削減できる

太陽光発電で自家発電をしない場合、電力会社から家庭で使用する電気をすべて買うことになりますが、太陽光発電

で自家発電をするため、電気料金も大幅に削減することが出来ます。

②電気を売ることが出来る

余剰電力といい、使い切れなくて余った電力を電力会社に売ることも出来収入を得ることも可能です。

③災害時も安心!

発電した電力も蓄電池にためれば、地震や台風などの自然災害がおこり停電になったとしても安心して

生活をおくることができる。

④環境にも良い!

太陽光発電はCO2の削減にもなります。

 

太陽光システムのデメリット

①天候や地域また時期により発電量が変わる

太陽光発電は太陽の光(自然エネルギー)を電力に変換するので、曇りや雨天などの場合

晴れの日に比べると発電効果が減少します。

また地域や時期により日照時間の誤差で発電量も変わります。

太陽電池モジュールを設置するのも、日陰をつくる障害物がないか、日当たりのよい

南側に設置可能かを良く確かめる必要があります。

北側は南側に比べ約40%近く発電量が減少する為、北側の設置は避けなくてはなりません。

②屋根の仕上げにより太陽電池モジュールの設置方法が変わる!

太陽電池モジュールは先にご説明した通り、アンカー方式支持金具方式との2種類の固定方法があります。

今回ご依頼頂いたお客様も既存の屋根はセメント瓦でしたが、ガルバ二ウム鋼板の屋根に葺き替えをしたので、

支持金具方式での施工が可能でしたが、瓦屋根の場合は設置の際、屋根瓦を外したりすることがあり、またスレート屋根の場合は屋根に

穴を開ける工程が発生する場合があります。

既存の野地板の強度もありますので、状況により屋根の葺き替え工事をしなくてはならない場合があります。

太陽光発電義務化

太陽光発電は2025年4月から東京都が義務化できるように動き出しています。

現在建っている住宅やビルではなく新築でこれから立てる住宅やマンションなどが義務化の対象となります。

但し、屋根が狭い建物や狭小住宅は充分な太陽光パネルの設置が出来ない為、対象外になります。

太陽光発電義務化になった理由

①CO2の排出量を減らすため

②脱炭素化

③電気代の削減

太陽光発電義務化対象エリア

①東京都  2025年4月より義務化を可決しました。

②京都府  東京都よりも先に義務化に取り組んでおり、日本で最初に取り組んでいます。

③川崎市  2025年に太陽光発電の義務化をするよう動き出している。

施工事例

防水工事

FRP防水リフォーム前

FRP防水リフォーム後

防水工事とは

防水工事とはマンションの屋上やベランダ、バルコニー又は、木造軸組み工法(在来工法)や木造枠組み壁工法(ツーバイフォー工法)のベランダやバルコニーなど、雨の侵入を防ぐための処置をする工事の事です。

防水工事の種類

①アスファルト防水

アスファルト防水の一般的な施工方法は原料となるアスファルトを高温で溶かし、流し込み屋上などの防水をしていました。

しかし、高温で溶かすのは危険性もあり、施工方法も幾つか改良され下記のような工法があります。

①常温工法

ルーフィングの裏面にゴムアスファルトの粘着層をコーティングしてある製品で、交互に貼り合わせながら施工をしていきます。火は使いませんので安全性に優れており、匂いの発生がないので周囲にも迷惑をかける事が少ないのですが、防水層の密着度が劣り、熱で溶かす工法に比べると防水効果が低くなってしまいう事もあります。

②トーチ工法

ルーフィングと下地、アスファルトをトーチバーナーで溶かしながら貼り重ねるので、火を使用する為、広い面積のでないと危険性があり、近くに燃えやすいものがある場合は施工負荷です。

しかし、匂いなどが少なくシートと下地を隙間なく溶着が出来るので、防水効果は期待できます。

③熱工法

アスファルトを熱で溶かしルーフィングシートを積み重ねる工法です。

この工法は昔から行われている工法で実績もありとても防水性には信頼性のある施工方法です。

しかし、アスファルトを熱で溶かすので、火災などの危険性もあり、匂いや煙の発生がある為、周囲の環境の配慮も必要です。

耐用年数

アスファルト防水の耐用年数は15年から25年程度といわれています。

②ウレタン防水

ウレタン防水の原料は液状のウレタン樹脂です。

そのウレタン樹脂を複数回塗り継ぎ目のない防水層をつくります。

ウレタン防水には密着工法通気緩衝工法とがあります。

①密着工法

液状のウレタン樹脂を下地に直接塗り、メッシュを入れ補強をしてから液状のウレタン樹脂を塗り重ねて、仕上げにトップコートを塗ります。

 *密着工法はベランダやバルコニーなどの狭い場所に用いられることが多いです。

②通気緩衝工法

通気緩衝シートを屋上などの下地に貼り付け、その上に液状のウレタン樹脂を塗る工法です。

 *通気緩衝工法はマンションなどの屋上のような広い場所に用いられることが多いです。

耐用年数

ウレタン防水の耐用年数は8~10年程度といわれています。

③FRP防水

FRP防水の原料は液状の不飽和ポリエステル樹脂です。

不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加え混合して使用します。

混合した不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維の補強材と組み合わせ一体化することにより、継ぎ目のない優れた防水性能が発揮します。

FRP防水の特徴は・軽量・強靭・耐熱性・耐食性・耐候性に優れています。

その為、常にお湯を張っている浴槽などにも使用するほどなので、防水性はかなり期待できます。

耐用年数

防水塗膜としての耐用年数は10~13年程度といわれています。

防水塗膜を保護する為、5年に一度トップコートを塗布することをお勧め致します。

④シート防水

シート防水とは塩化ビニールシートやゴム製のシートを接着することにより防水施工する工法です。

シート防水には密着工法機械固定方法とがあります。

①密着工法

専用の接着剤でシートを接着する工法で、施工箇所を乾燥させる必要があります。

雨漏りした建物には通気性が悪い為、不向きな施工方法です。

②機械固定工法

専用の機械を用いて床面に接着する工法です。

密着工法との違いは、施工箇所から一部が浮いた状態になる事です。

その為、通気性の確保が出来、雨漏りをしていた場合にも対応が可能です。

機械固定工法はドリルを使い作業をするので騒音の問題もあり、周囲の環境の配慮も必要です。

シートの厚さ

塩ビシートの場合、1.5㎜から2.5㎜程度

ゴムシートの場合、1.2㎜から2㎜程度

耐用年数

塩ビシートの場合、13年~15年程度

ゴムシートの場合、10年~12年程度

 

*屋上やベランダは雨に晒される為、防水のメンテナンスを怠ると建物全体に被害を及ぼします。

その様な事になる前に早めのメンテナンスを心掛けることで、建物の寿命を延すことになるので、定期的なメンテナンスを心掛けてください。

 

株式会社狩野建築では、様々リフォームに対応しています。「リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き施工事例とそのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

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