前回の続きの施工事例と工事のご説明をさせて頂きます。
施工事例
建具工事施工事例①
川崎市麻生区K様邸リフォーム工事
リフォーム前リビング側戸襖
リフォーム後リビング側戸襖
リフォーム前和室側戸襖
リフォーム後和室側戸襖
川崎市麻生区のK様邸の建具工事の様子です。
今回リフォームをするきっかけはご自宅で鍼灸医を開業する趣旨があったからです。
診療所は1階の和室にするのですが、古い戸襖は一般家庭の和室にある襖紙を貼った戸襖なので、診療所のイメージに合わない為、戸襖を新しくしたいというご要望がありました。
新しい建具は明るい木目調で、約500㎜角程度のガラスを入れました。
ガラスは4㎜の厚みがある「アンティークガラス」といい、ガラスの種類は「チィッカーガラス」というのを入れました。
「チィッカーガラス」はリビング側からも和室側(診療室側)からも見にくく、シルエット状に人影くらいにしか見えないので、診療所に適しています。
建具本体の交換の良い所は、既存の敷居や鴨居をそのまま利用できるので、壁を壊したり下地をつくり直すなどといった大掛かりな工事は不要になります。
敷居にはレールを入れることにより、新しい建具の開け閉めがスムーズになります。
また、建具のみを交換することにより、お部屋自体の印象を残すことが出来るので小規模のリフォーム工事などの場合には適した工事です。
建具工事施工事例②
川崎市多摩区Y様邸リフォーム工事
リフォーム前
リフォーム後
川崎市多摩区Y様邸のマンションリフォームの様子です。
和室の畳をフローリングに張り替えたいという人は多いと思います。
しかし、床がフローリングになっても建具が和風だとアンバランスになると思いませんか？
特に押入れの場合などは、引違いの襖が一般的に多いいのですが、折れ戸にすることも可能です。
折れ戸にするには大掛かりな工事になると思う人も中にはいると思います。
確かに「パナソニック」や「大建工業」などの室内建具の場合は、折れ戸のドアと枠がセットになっているので、壁を壊して下地をつくり枠を納めてから折れ戸を吊り込むか、メーカーにオーダーサイズでつくってもらい、現状の枠の中に新しく付ける折れ戸の枠を取り付ける方法しかありません。
この方法の場合、コスト的にも高くなり見栄えもあまり良くありません。
ではどのような方法で洋風の建具に変更できるか？
それは、現状の開口枠を利用して建具を交換することです。
今回の建具リフォームは現状の開口枠を使い折れ戸にすることにしました。
折れ戸は基本的に上吊りといい、鴨居が基準になり上から折れ戸を吊った状態で開け閉めします。
その為、鴨居には折れ戸用のアルミレールを取り付けますが、鴨居の溝を再利用して取り付ける事が出来ます。
敷居のアルミレールも同様に取付けられます。
敷居のレールは折れ戸の振れ止めの役割をします。
敷居のレールを既存の敷居の溝を利用して取付けます。建具本体に「ピッポッド」というピン状のものをはめ込んで、吊元側はレールに固定金具を取付け折れ戸を固定します。可動側はフリーにしておくことにより折れ戸の開閉がスムーズに出来ます。
今回は天袋の引違いは洋風の面材で新しく引違いにして、押し入れ側の引違いは新しく折れ戸にしました。
下の収納は天袋よりも幅が広いく、多目的収納としての使用目的として使う予定なので、収納の中で間仕切りをする為、幅60㎜程度の柱を建て扉を分割しました。
和室の部屋も大掛かりな工事をしなくとも、工夫次第で洋風の部屋にすることが出来ます。
建具工事施工事例③
東京都町田市K様邸リフォーム工事
解体途中の様子
リフォーム後
東京都町田市K様邸の木造軸組み工法（在来工法）のリフォームの様子です。
建物は賃貸物件で内装フルリフォームを行いました。
今回は建具工事に関してのご説明をさせて頂きます。
解体途中の様子の写真を上げさせて頂きましたが、解体前は引違いの建具が付いていました。
今回のリフォームでは建具関係をすべて「パナソニック」の製品で統一することにしました。
パナソニックなどのメーカーの建具は規格寸法が決まっていますが、オーダーサイズでつくる事も可能です。
本来ここまで解体したのであれば規格寸法が納まるように下地をつくり直した方がよかったのですが、新築で建てたときに下地材や壁になる石膏ボードに接着剤を付けて施工していた為、解体が安易に出来なかったので鴨居上の壁を残し規格外の寸法でオーダーメイドでつくってもらうことにしました。
内装をフルリフォームするのであればパナソニックなどのメーカーの建具の方が現在風の部屋に仕上がります。
建具工事施工事例④
川崎市麻生区H様邸マンションリフォーム工事
リフォーム前
リフォーム後
川崎市麻生区で行ったマンションリフォーム工事の様子です。
今回は内窓工事に関してのご紹介をしたいと思います。
皆様もご存じかと思いますが、現在国土交通省・経済産業省・環境省の3省の連携で「省エネ住宅2023キャンペーン」というのを行っています。
「省エネ住宅2023キャンペーン」には「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」とがあります。
「省エネ住宅2023キャンペーン」に申請を出して、審査が通りましたら国から補助金が出るシステムになっています。
但し、今年いっぱいまでで予算がなくなり次第終了になるらしいです。
今回は「先進的窓リノベ事業」の申請をして内窓の設置工事を致しました。
設置した内窓は、LIXILの「インプラス」です。
インプラスの窓ガラスには幾つかあります。
①Low-E複層ガラス クリア
断熱効果と日射熱を取得することが出来る性能があり、一般的な複層ガラスと比較すると約1.5倍の断熱効果が得られ、暖かいし日差しを室内に採り込み外に逃がしにくい性能があるガラスです。
②Low-E複層ガラス グリーン
断熱効果と遮熱効果が期待できます。
Low-E複層ガラス クリア同様で一般的な複層ガラスと比較すると約1.5倍の断熱効果が得られ、日射熱を60％カット、紫外線も82％カットします。
その為、エアコンの効力を高める事が出来、経済性に優れています。
③安全合わせ複層ガラス
防犯性に優れているガラスで、防犯特殊膜を施しています。
万が一災害などで割れても飛び散りにくいので安全性にも優れており、紫外線もほぼ100％カット出来ます。
④強化複層ガラス
ガラス自体の強度が3～5倍程度の強度がある為、割れにくく万が一割れても破片が粉状になり飛びにくいので安全性にも優れています。
⑤一般複層ガラス
2枚のガラスと中空層で断熱効果を高めるガラスです。
H様のご要望は遮熱効果を高める事でしたので、Low-E複層ガラス グリーンの高断熱仕様を使用しました。
★インプラスとは窓の内側（室内側）に窓をつけることにより室内の断熱効果などを高めます。
窓をはめ込むレールなどは樹脂製で出来ており、この樹脂製の内窓の枠を室内の窓の枠に固定して取り付けます。
インプラスの樹脂製の枠の幅は約70㎜程度あるので取り付ける際には枠幅にも気を付けなければなりません。
枠幅の見込み寸法が少ないと外の窓のクレセント(鍵の事)に干渉する場合があります。
インプラスの取付けは大がかりな工事は一切なく短時間で取り付けが完了します。
効果的にも結露軽減や遮音効果を得られ防犯的にも優れています。
また、UVカットも期待でき、断熱性能が上がるので暖房費や冷房費等の節約になります。
株式会社狩野建築では、様々リフォームに対応しています。「リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。
次回のブログでは引き続き施工事例とそのご説明をさせて頂きたいと思います。
株式会社狩野建築の対応可能工事
（新築注文住宅）
・木造在来工法（在来工法） ・木造軸組み工法（ツーバイフォー） ・軽量鉄骨造
*建物解体からの建て替え工事も対応可
*弊社で測量から登記も御対応できます。
（解体工事）
・木造在来工法（在来工法） ・木造軸組み工法（ツーバイフォー） ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造
（リフォーム工事）
・水回りのリフォーム（・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など）
・屋根工事 （・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など）
・外壁工事 （・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など）
・外構・エクステリア工事 （・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など）
・内装工事 （・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等）
・外部建具工事（・玄関＜カバー工法含む＞ ・雨戸交換 ・サッシの交換など）
対応可能地域
神奈川県 （・川崎市 ・横浜市 ・相模原市）
東京都 （・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等）
