【川崎市 麻生区】リフォーム初心者必見!リフォーム徹底解説! その⑬ (トイレその①)

前回の続きの施工事例と工事のご説明をさせて頂きます。

今回はトイレのリフォーム工事についてお話をしたいと思います。

トイレには大きく分け洋風便器と和風便器があります。

和風便器とは別名「汽車便器」といい、汽車で使われているトイレの形式からこのような呼び名になったと言われています。

住宅などの汽車便器はトイレの中で一段上がったところにある事が特徴です。

洋風便器にも様々な種類や形式があり、同じ洋式トイレでも工事内容が異なることもあります。

リフォームが初めての方にもわかりやすく、弊社の施工実績をもとにご説明をさせて頂きたいと思います。

施工事例

トイレ工事施工事例

川崎市高津区S様邸トイレ工事

川崎市高津区S様邸のリフォーム前のトイレの様子です。

建物は築40年程の軽量鉄骨造の戸建て住宅です。

リフォーム前のトイレは洋式トイレで床と立上り部分にはタイルが張っていました。

トイレの床には排水口があり、トイレに水を流し掃除をしても排水口に水が流れやすくなるように勾配が付いていました。

昔のトイレはタイルが多いので,水を流しながら掃除をする家庭も多かったと思います。

今回のリフォームでは、天井と壁はクロスに貼替、床の勾配を無くしてバリアフリーにしてからクッションフロアを貼ります。

床をバリアフリーにするには勾配が付いたタイルの上から下地を組むと現状の敷居よりクッションフロアの床が上がります。

その為、下地を組む前に現状の床のタイルを剥がさなくてはなりません。

トイレの床のタイルは、タイル下地とモルタルを含め、約5㎝から6㎝ほどの厚みがあります。

タイルとタイル下地のモルタルは削岩機という斫り専用の機械で崩していきます。

床の斫り作業が終わり、タイルなどのガラを搬出したら根太組作業に入ります。

木造在来工法のでしたら、根太組で床下地を造っているケースが多いいので古い根太も解体することにより下地も安易に造る事が出来るのですが、今回の建物は軽量鉄骨造で古い床の下地は根太組ではなく、床下には土が敷き詰められた状態で、厚み30㎜程度のコンクリートの平板が敷いてありました。

私も、この業界長いのですがこのような施工方法は初めて見ました。

これでは古い床下地を解体することは困難なので、平板の上から木下地で床下地の根太を組むことにしました。

コンクリートの平板自体が水平ではないので、新しい根太を入れる時に1本1本水平を確認して、根太を削りながら調整をすることにより床の下地を平らにすることにしました。

床下地が終わり床の合板を張る作業に入ります。

床の合板は2枚重ね張りします。

一枚目は厚み12㎜の針葉樹合板を張ります。

2枚目は厚み12㎜の広葉樹合板を張ります。

なぜ一枚目と二枚目の合板の種類が違うかというと、針葉樹合板は(ラーチ合板)とも呼び下地などで使用する合板でクッションフロアーの下地には適していません。

広葉樹合板は(ラワン合板)とも呼び主にクッションフロアーやフロアタイルなどの下地に使用することが多いいです。

また、2層に張ることにより強度を増すことが出来るので弊社では必ず2層張ることにしています。

トイレの床で最も気を付けなくてはならないのは、トイレの排水の位置です。

基本的にトイレの排水はタンクが付く壁から排水の中心で200㎜が原則になります。

しかし、今回のトイレは排水の中心が200㎜ではありませんでした。

トイレのリフォームなどでは排水の中心が200㎜でないことが多いいです。

また、排水の中心が200㎜でない場合、トイレの床を全て解体することにより、排水や給水の切り回し工事をして排水・給水の位置を移動すれば問題はありませんが、今回の場合、床下に土が敷き詰められており切り回し作業は困難です。

しかし、その様な場合でも対応が出来るようにリモデルタイプといいリフォーム用の便器があります。

リフォーム用の便器は便器の中で排水管を切り回して調整ができるように便器の中が空間になっているので現状の排水管の中心が200㎜でなくても古い排水管に接続する事が出来ます。

床の工事が終わり、今度は天井と壁にクロスを貼れるようにしなくてはなりません。

在宅のトイレ工事の場合、時間との勝負になります。

トイレが一つしかないお宅などは必ずその日のうちに工事を終わらせなくてはなりません。

その為、作業効率を高める為には古い壁の上から重ね張りをすることです。

しかし、傷んでいたりしている場合もありますので必ず作業前に確認をして傷んでいる所などの補修をしてから重ね張りをします。

古い壁がクロスの場合は必ずクロスを剥がして重ね張りをしなくてはなりません。

なぜかというと、重ね張りする際に新しく張る壁材にはボンドを付けて接着しながら専用の釘打ち機で古い壁を止めていきます。

古いクロスを剥がさないで、そのままボンドで接着しながら張ったら万が一古いクロスが浮いてきた場合、増し張りした新しい壁も一緒に剥がれてくる場合もあるからです。

施行をする際には最悪の場合を想定して作業を行わないと、仕上がった後お客様に大変なご迷惑をお掛けすることになります。

重ね張りで注意をしなくてはならないのは、古いドアの額縁や窓の額縁廻りです。

古い壁の上から新しい壁を張ると言うことは壁の厚みも増すことになります。

壁の厚みが増すと言うことはドアや窓の額縁が古い壁からあまり出ていないと新しい壁を張った際に壁の方が額縁よりも出てしまう事があります。

その様な場合、額縁を新しく取替えるなどの処置をとる必要性があります。

リフォーム後のトイレの様子です。

トイレはTOTOのピュアレストQR(組み合わせトイレ)を設置致しました。

リフォーム前

リフォーム後

 

リフォーム前とリフォーム後を比べるとかなりイメージが変わったと思います。

リフォーム前はタイルの床で冷たいイメージがありますが、リフォーム後の床はクッションフロアーでとても温かみのある床になり、天井や壁にはクロスを貼りトイレが明るくなりました。

床もバリアフリーにしていますので安心してお使い出来ます。

クロスも一面だけアクセントクロスにするだけでかなりお洒落にもなります。

 

 

株式会社狩野建築では、様々リフォーム・修繕工事に対応しています。「リフォームや修繕工事」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き施工事例とそのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

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(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

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・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

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・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

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・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

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