【川崎市 麻生区】リフォーム初心者必見!リフォーム徹底解説! その⑭(トイレその②)

前回の続きの施工事例と工事のご説明をさせて頂きます。

今回は和式トイレ(汽車便器)の工事概要のお話をさせて頂きたいと思います。

和式トイレ(汽車便器)は最も古くから日本で使われてきたトイレです。

和式トイレにも勿論メリットがあります。

例えばタイルの床の場合、水を流しながら床と便器を同時に洗うことが出来、そのまま便器の中に汚れた水を流すことが出来ます。

また、便器に肌が触れる事がないので衛生面では安心できます。

逆にデメリットは槽が浅いので悪臭がしやすく、常にしゃがむので姿勢がきつかったり、流れが悪かったりします。

現在は新築住宅で家を建てると、ほとんどといっていいほど洋式トイレが主流になっています。

また、和式トイレ(汽車便器)から洋式のトイレにするリフォームなども増えています。

施工事例

和式トイレ工事施工事例

川崎市多摩区M様邸トイレ工事

1階リフォーム前トイレ

2階リフォーム前トイレ

川崎市多摩区のM様邸のリフォーム前のトイレの様子です。

建物の種別は木造軸組み工法の2階建て住宅で築50年程の建物です。

この当時の建物で1階と2階にトイレがあること自体珍しい事です。

リフォーム前のトイレは1階、2階共に和式トイレで床はタイルで壁も高さ1000くらいまでタイルが張ってあり、タイルから上は漆喰でした。

昔の和式便所はこのような造りが多かったです。

1階トイレ解体後

2階トイレ排水

和式トイレ(汽車便器)から洋式トイレに入れ替えるには解体工事からの作業になります。

解体の手順は足元が良いうちに天井板を剥がし壁のタイルと漆喰を剥がし、木下地の状態にします。

天井/壁の解体が終わりましたら、解体のガラなどを搬出して掃除をしてから床の解体をします。

解体手順も順序良く作業しないことには、解体後の掃除に時間がかかり、解体自体も遅れをとります。

2階のトイレも1階の真上あるので排水と給水が1階から立ち上がっています。

トイレ解体後、給水と排水の切り回し工事をします。

排水は前項のリフォーム初心者必見!リフォーム徹底解説! その⑬(トイレその①)でもご説明した通り排水の中心はタンクが設置される壁の仕上がりから200㎜になるように切り回し作業をします。

古い給水管は鉄管なので、今回新しくポリエチレン管で配管をし直しました。

和式便器(汽車便器)の時の古い給水は壁から出しタンクに接続していましたが、新しい給水管は床から出すことにしました。

床から出す給水も位置が決まっていて、背面の壁から約10㎝離し排水の真ん中より300㎜左側に寄せて34πの大きさで開口をして床から立ち上げ新しいタンクに接続します。

1階のトイレの切り回し作業が完了し、今度は2階のトイレの切り回し作業にかかります。

排水と給水の切り回しの要領は1階と同じですが、2階から下りてきている排水管の位置を移動しなければなりません。

今まで、和式便器(汽車便器)の時は約240㎝程度床から一段上がり和式便器(汽車便器)が設置してありましたが、洋式のトイレに交換するにはトイレの床を平らにすることになります。

その為、現状と同じ位置に2階からの排水管があると、洋式便器を設置するときに干渉する恐れがあります。

本来完全に床の中の排水管を隠蔽したいのですが、土台の下に基礎があるので、床の中に隠蔽は出来ません。

排水管・給水管切り回し

根太組・断熱材

左側は給水管・排水管切り回しの様子です。

青いポリエチレン管は給水管で、オレンジ色のポリエチレン管は給湯管です。

給湯管はトイレの隣に洗面化粧台を設置するので、配管をしました。

2階の排水管も角に寄せれるだけ寄せて、なるべの床から上がらないように下げました。

配管切り回し工事が終わり床の下地工事に入ります。

床下に敷いてあるビニールシートは防湿シートです。

床下の湿気が上がりにくくするために敷きました。

トイレのドアの敷居を基準に床の根太組みをします。

根太の大きさは45㎜角のホワイトウッドを使用しました。

根太を300㎜間隔に組み防蟻処理をしてから厚み40㎜の断熱材を入れます。

2階トイレ/手洗い場の床下地

2階トイレ/手洗い場のクッションフロアー下地

2階トイレ/手洗い場の下地組みの様子です。

2階の床下地を組む場合、足元が悪いので1階の下地組みに比べると作業効率が下がる傾向があります。

2階も1階と同様にドアの敷居を基準に床の下地を組みます。

根太は1階と同じで45㎜角の根太を300㎜間隔で組み、捨て床に12㎜の針葉樹合板を張りクッションフロアー下地に9㎜の広葉樹合板を張りました。

1階から立ち上げた排水管と給水/給湯のポリエチレン管を床から出し床の下地工事は完了です。

1階トイレ壁下地

2階トイレ断熱材

床の工事が終わり足元が良くなったところで、壁の下地を組みます。

元々の壁は腰から下がタイルで上は漆喰でした。

今はほとんどの建物の壁は石膏ボードにクロスを貼る事が多く、壁の下地を平らにしておかないと壁を張った時に凸凹になってしまいますが、漆喰やタイルの場合は左官で平らに調整するので多少壁の不陸があっても仕上がり的に問題がないので古い下地を再利用することは出来ません。

しかし、古い下地を撤去をすることも出来ません。

なぜかというと、古い下地(間柱)には外壁材が固定されているので下地を取るということは外壁材にも影響を及ぼすことになります。

その為、古い間柱に下地を固定しながら不陸を直していきます。

間柱などの下地工事が終わり、ペーパーホルダーやタオルリングを取り付けられるように下地を入れておきます。

また、将来性の事を考え手摺が取り付けられるように下地を入れます。

ここまでの作業が終わりましたら、断熱材を入れて下地工事は完了です。

 

1階トイレ

2階トイレ

1階トイレと2階トイレの木工事が完了しました。

1階トイレの角にある棚は2階に上がっている排水管と給水/給湯のポリエチレン管を納めています。

土台を欠けないので床から出てしまい、最小限に納めることにしました。

2階のトイレもボードを張りクロスが貼れる状態になりました。

1階トイレ完了

2階トイレ完了

1階/2階のトイレの工事完了の様子です。

1階、2階共床のクッションフロアーはタイル調で仕上げました。

壁のクロスもタンク側背面にはアクセントクロスを貼りお洒落なトイレになりました。

今はほとんどのトイレが節水タイプになっています。

1階トイレリフォーム前

1階トイレリフォーム後

2階トイレリフォーム前

2階トイレリフォーム後

株式会社狩野建築では、様々リフォーム・修繕工事に対応しています。「リフォームや修繕工事」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き施工事例とそのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

株式会社狩野建築の対応可能工事

(新築注文住宅)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

 *建物解体からの建て替え工事も対応可

 *弊社で測量から登記も御対応できます。

(解体工事)

・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造 ・鉄筋コンクリート造

(リフォーム工事)

・水回りのリフォーム(・ユニットバス ・システムキッチン ・トイレ ・洗面化粧台 ・給湯器の交換など)

・屋根工事 (・カバー工法 ・葺き替え工事 ・太陽光工事など)

・外壁工事 (・窯業系サイディング ・金属系サイディング ・外壁モルタル ・外壁塗装など)

・外構・エクステリア工事 (・擁壁工事 ・カーポート ・門扉 ・フェンス ・ブロック ・手摺など)

・内装工事 (・室内建具 ・フローリング ・クロス ・クッションフロアー ・フロアタイル 等)

・外部建具工事(・玄関<カバー工法含む> ・雨戸交換 ・サッシの交換など)

 

対応可能地域

神奈川県 (・川崎市 ・横浜市 ・相模原市)

東京都 (・町田市 ・世田谷区 ・新宿区 ・渋谷区 等)

 

 

 

 

 

お問い合わせ

営業時間 8:00~19:00 (電話受付は9:00~20:00)

 

株式会社狩野建築
〒215-0012 神奈川県川崎市麻生区東百合丘1丁目34-28

対応エリア

神奈川県川崎市を中心に横浜市・相模原市など神奈川県全域
その他、東京都世田谷区・渋谷区・町田市など東京都一部