【川崎市麻生区】成功えのステップ❕「新築住宅・リフォーム各種の手順とコツ」 その③(地盤調査・地盤改良)

前回は「地縄張りと地鎮祭」についてお話をさせて頂きました。

地鎮祭が無事終わり、地盤調査をします。

地盤調査は法律で義務付けられているので必ず行わなければなりません。

建物を建てる土地が軟弱な地盤では建物の荷重に耐える事が出来ません。

建物の荷重に耐える事が出来ない土地に建築物を建てると、建物本体が沈下することになります。

その様な事を阻止するためには適切な対策をとる必要があります。

適切な対策というのが「地盤改良」の事です。

地盤調査

地盤調査には・ボーリング調査・SWS試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)・平板積載試験の3種類の調査方法が一般的に行われています。

木造軸組み工法の地盤調査は一般的にSWS試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)で地盤調査をします。

①ボーリング調査

主にマンションなどの大規模建築物の調査をするときに行います。

ボーリング調査は約5メートルほどのやぐらを組み調査をするので5m四方の面積が必要になります。

ボーリング調査をする場合、解体前の建物があると調査をすることが出来ません。

調査作業の日数も早くても丸一日かかり場合により何日かかかる場合もあります。

しかし、建物以外でも擁壁や道路などの地盤調査も出来、液状化判定や土壌汚染調査などにも用いれれる調査方法です。

②SWS試験

SWS試験は旧スウェーデン式サウンディング試験といい、地盤調査をする機会は(手動式・半自動式・全自動式)とあります。

全自動式の調査機は一人調査を行うことが出来、1ポイントは約30分程度で実地可能ですが、地盤が固いと貫入が不可能になり、土質の採取なども出来ません。

また、深度が増すと制度も低くなります。

その為、技術者により資料調査から総合的に判断する必要性があります。

SWS試験は木造住宅などの戸建て住宅の地盤調査の方法では一般的に行われることが多いい調査方法でコスト面でも抑える事が出来るメリットもあります。

③平板積載試験

平板積載試験は実際の建物の重量とお同じ荷重の圧力をかけ、沈下量を測定することにより支持力を判定する地盤調査の方法です。

実際の重さをかけての調査方法なので確実性があり、主に路盤・路床・擁壁などの地盤調査に用いられます。

写真は弊社で行ったSWS試験の地盤調査の様子です。

GL設定

地盤改良をする前にGL設定をしなくてはなりません。

GL設定とは建物の高さの基準になるとても重要な事でGL設定を間違えてしまうと最後の外構工事にまで影響を及ぼし道路からや隣地の敷地からも雨水が自分の敷地内に入ってしまう事になります。

GL設定は高さの基準点を表すBM(ベンチマーク)から周囲の高低差を表します。

BM(ベンチマーク)は敷地に対しての絶対の高さになるので移動をしたり動かないものを基準とします。

マンホールの蓋をBM(ベンチマーク)にすることが多いいです。

BM(ベンチマーク)が基準点で、高い地点は+(プラス)低い地点は-(マイナス)となります。

GL設定では、道路よりも低くなってはいけません。

建物が道路よりも低くなってしまっては、雨が降ったら雨水が道路に搬出出来なくて家の周りが水浸しになってしまいます。

隣地と同じくらいの高さにして、土間も勾配がとれる高さにするのが理想的です。

地盤改良をする前にGL設定をすることにより、杭を打つ高さも決まることになります。

地盤改良

地盤改良工法は「表層改良・柱状改良・鋼管杭工法」の3種類あります。

①表層改良工法

表層改良工法は2通りの施工方法があり、「スラリー撹拌方式と粉体撹拌方式」とがあり、軟弱地盤が2m以下の場合に用いられ、施工が安易で工期短縮にも繋がります。

スラリー撹拌方式は水と固化材を混合したものを使用し、粉体撹拌方式は固化材をそのまま使用します。

表層改良工法はバックホーを使用するので、狭い土地や場所にも対応でき高低差があっても安易に施工をすることが可能です。

では、どのように地盤改良をするのかというと、軟弱地盤の部分を掘削して、セメント系固化材を軟弱地盤に散布します。

この時にスラリー撹拌方式と粉体撹拌方式どちらかで行うことになります。

散布してから現状の地盤と混ぜ合わせ撹拌をしてから転圧を十分にして地盤を固めることにより、地盤の強度を高める事が出来ます。

②柱状改良工法

柱状改良工法は杭を打つ所定の位置に杭の芯をセットして、先端の翼を回転させながら支持層まで掘削を開始し、同時にセメントミルクを注入をしながら撹拌していきます。

コンクリートの柱を規定通り何本も注入することにより地盤を強固にすることが出来、主に小規模住宅や中規模の建物等の軟弱地盤に施行することが多いいです。

柱状改良工法を行う地盤業者は多く小型の重機での施工が出来るため、狭い土地などでの対応も可能で地盤改良の費用を抑える事も出来ます。

③鋼管杭工法

鋼管杭工法は土質が悪く支持層が深い場合に適しています。

表層改良工法や柱状改良工法と違い鋼管杭工法はセメントを使わないので、産業廃棄物の発生を抑えたり、鋼管杭の貫入が完了しても地盤が乱れず土が排出されることがなく排土が出る心配もありません。

また、鋼管杭の長さが足りない場合はボルトや溶接などにより連結させて鋼管を接続させます。

これを支持層に達するまで繰り返し、支持層に達したら杭の頭部を切断して最後に頭部に土が杭の中に入らないようにキャップします。

しかし、騒音や振動などが大きいのが難点になります。

写真のは弊社で行った鋼管杭工法の様子です。

現場に搬入された鋼管杭

鋼管杭打ち込み途中

鋼管杭打ち込み

打ち込み後の鋼管杭

最後に土が杭の中に入らないようにキャップをします。

 

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。また、このような地鎮祭などの準備なども致します。

「新築工事・リフォーム」でお困りごと、ご相談などある場合には、弊社、株式会社狩野建築にお気軽にご相談ください。

次回のブログでは引き続き建物を建てる手順と流れに対してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

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・木造在来工法(在来工法) ・木造軸組み工法(ツーバイフォー) ・軽量鉄骨造

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