【川崎市麻生区】成功えのステップ❕「新築住宅・リフォーム各種の手順とコツ」 その④ (基礎工事)

地盤改良が終わり、基礎工事をする為の仮設工事を行います。

基礎工事は建物を建てる一番最初の作業になるのでとても重要な工事です。

建物の基礎天端は水平で基礎自体は直角でなくてはなりません。

しかし、更地の状態では基準になるものがないで、水平や直角を出すための仮設のものを造ります。

それが、丁張という基礎工事の為の仮設工事です。

丁張の事を別名「水盛又は遣り方」とも言います。

丁張「水盛・遣り方」は基準となる地面の高さを決めます。

これは、先にご説明をした設定GLの事です。

設定GLが決まりましたら、水杭という杭を地面に差し建てます。

水杭を建物が建つ周りを1周したら水平ラインをを水杭に出します。

この水平ラインを基準として基礎工事をします。

水平ラインが出ましたら水平ラインに合わせ水貫といい貫材を水杭にビスや釘などで止めていきます。

しかし、そのままではぶつかったり風などで傾いたりして水平ラインがずれる恐れがあるので、筋交いで傾いたりしないように丁張の強度を高めます。

ここまでの作業が終了したら丁張に基礎の位置の印をします。

丁張には基礎の中心を出します。

基礎の中心は境界線から建物の離れを計ります。

反対側も同じように境界線から基礎の中心を出します。

基礎の中心が出たら、水貫の天端に釘を刺し水糸を張ります。

この水糸が基準となり、トランシットで矩を出し基礎の矩の基準になります。

         丁張(水盛・遣り方)の様子

丁張を組み水貫に矩を出して基礎の寸法を出していきます。

基礎工事

丁張(水盛・遣り方)を出しましたら、いよいよ建物の本体工事に入ります。

           根切り・砕石引き

基礎工事はまず外周部の根切り工事から始めます。

根切り工事とは、土木工事で建物の基礎の部分の地面を掘る作業の事を言います。

根切りをする際に気を付けなくてはいけないことは、深さと幅に気を付けなくてはなりません。

また、ゴミなどが入っていて、誤って埋めてしまわないように根切り後に確認をします。

根切りが終わり砕石を敷きます。

砕石の標準的な厚さは100㎜程度敷きます。

砕石は敷いた後、転圧プレートという機械で転圧を掛け、砕石に力を加え空気を押し出すことにより、砕石自体の密度を高める事が出来ます。

このような施工方法により、地盤を安定させて地盤沈下を防ぐことが出来ます。

地鎮祭で神主様から頂いた「鎮め物」は地面の神様にお供えするという意味で建物の中心部に埋めます。

            防湿シート

砕石を敷き転圧を掛け終えたら防湿シートを敷きます。

防湿シートは厚み0.1㎜以上で重ね幅は300㎜以上重ねます。

防湿シートは地面からの湿気をおさえ基礎のコンクリート影響を及ぼさない為に敷きます。

防湿シートを敷くことによりシロアリ被害を防ぐことも出来ます。

風で防湿シートが飛ばないように仮に貫で重しを掛けています。

           捨てコンクリート

根切りをした箇所に捨てコンクリートを打設します。

捨てコンクリートの厚みは約5㎝程度で平らに均します。

捨てコンクリートの事を「均しコンクリート」ともいい、平らに均すことで鉄筋の高さが揃えやすくなり、型枠を正確に組むことが出来ます。

             鉄筋組み

外周部の型枠を建て鉄筋を組みます。

木造軸組み工法の基礎の鉄筋の太さはD10~13㎜の鉄筋を使用します。

鉄筋の間隔は200ピッチ間隔で組み鉄筋同士を結束線で結束していきます。

鉄筋組みが終わったらピンコロで鉄筋を地面から浮かせます。

何故鉄筋を地面から浮かせるのかというと、コンクリートのクラック防止対策で「かぶり厚」をとる必要があるからです。

必要なかぶり厚をとっておかなくては、建物の耐久性にも影響を及ぼしてしまします。

では、必要なかぶり厚とはどのくらいかというと、鉄筋の上端や基礎の立上りは40㎜以上のかぶり厚が必要になり、地面から60㎜以上のかぶり厚が必要になります。

鉄筋の下に置いたピンコロは60㎜の大きさになります。

立上りと基礎底盤の鉄筋を組み終わりましたら配筋検査をします。

この配筋検査をしなくては瑕疵担保保険を受ける事が出来ません。

立上り部鉄筋

ベース配筋

写真は立上りの鉄筋とベースの配筋の間隔を表しています。

配筋検査を終え、排水などのスリーブを入れてから耐圧版の打設を行います。

写真はポンプ車でコンクリートを打設している様子です。

 

コンクリート打設後の様子

耐圧版を打設したら、2日間ほど養生期間を設け立上り部の型枠を組みます。

 

基礎の立上り部の型枠を組んだ状態です。

この時点でM12のアンカーボルトM16のホールダウンのボルトを入れ鉄筋に縛ります。

オレンジ色をした棒はレベルポインターといい基礎の天端のレベルを出すために取付けます。

レベルポインターは工期短縮につながり、基礎の品質向上にもつながります。

 

立上りぶコンクリート打設

レベラーを流している様子

耐圧版を打設した時と同様にポンプ車で基礎の立上り部のコンクリートを打設します。

コンクリート打設後レベラーを流し基礎の天端を平らにします。

基礎工事完了

基礎工事完了

型枠を外し基礎工事が完了した様子です。

型枠は基礎立上り部打設後、最低3日以上養生をします。

5日程度が望ましいと思います。

耐圧版と基礎立上り部の境が分かれていますが、GL(グランドレベル)の高さは耐圧版の天端より約5㎝程度下がったところになります。

耐圧版の天端よりGL(グランドレベル)が上がってしまうと建物の外から雨水がに入ってしまい建物の内から雨水が出なくなってしまします。

GL(グランドレベル)はそれほど重要なことになります。

 

町場の小さい工務店は新築工事が出来ないと思っている方や大手ハウスメーカーの方が安心だと思っている方が多いと思いますが、町場の小さい工務店は大手ハウスメーカーのような宣伝力がなく、また、ネームバリューでは大手ハウスメーカーにかなわないので、ご依頼頂いた建物に関しましては一軒一軒最後まで責任を持ち工事をするので品質向上になり、しかも、同じ金額ならワンランク上の建物を建てる事が可能です。

株式会社狩野建築では、新築工事・リフォーム工事全般に対応しています。

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次回のブログでは引き続き建物を建てる手順と流れに対してのご説明をさせて頂きたいと思います。

 

 

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